大谷翔平MVPの可能性は? 「思っている以上に接戦」の見方も...識者「現時点ではジャッジが99.99%」

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   米大リーグ公式サイト「MLB.com」は2022年8月14日、ア・リーグのMVP争いに関する記事を公開した。

   記事は「ア・リーグのMVP争いは思っている以上に接戦だ」とのタイトルで展開され、同サイトの記者、アナリスト、コラムニストらが今季ア・リーグのMVPについて独自の視点から検証している。

  • 大谷翔平選手(編集部撮影)
    大谷翔平選手(編集部撮影)
  • 大谷翔平選手(編集部撮影)

「エンゼルスの成績が悪いからといって大谷を除外しない」

   同サイトは今季MVP候補としてヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)と大谷翔平投手(28)を挙げた。ジャッジは今季8月13日時点で46本塁打、100打点を記録し、ア・リーグ年間本塁打記録の61本を上回るペースで量産している。

   一方の大谷は今季も投手と打者の二刀流を貫き、投手として10勝を挙げ打者として26本塁打を記録。1918年ベーブ・ルース以来104年ぶり2人目となる「2桁勝利・2桁本塁打」の歴史的偉業を達成した。

   ア・リーグMVPは本塁打量産のジャッジか、それとも二刀流で歴史に名を刻む大谷か。両者の成績に注目が集まる中、アナリストのマイク・ペトリエロ氏はエンゼルスの成績が悪いからといって大谷を除外しないし、ジャッジが投球しないからといって除外はしないと明言。両者いずれかがMVPを受賞する可能性に言及した。

   大谷は昨季シーズン終盤まで本塁打王争いを繰り広げ46本塁打、100打点をマーク。投手としては23試合に先発して9勝を挙げ満場一致でア・リーグMVPに選出された。今回の記事では打撃面は昨季よりも劣るが、投手としての内容は昨季を上回っていると指摘する意見もあり、大谷をMVP候補に挙げる根拠となっている。

「ジャッジの勝利は大谷への冷遇ではない」

   大リーグ識者による「議論」が白熱する中、編集者のアリソン・フッター氏は、MVPが意味するものについてそれぞれが独自の定義を持っているとし、投手には独自の賞があるためMVPは打者に与えられるべきだとの見解を示した。

   コラムニストのアンソニー・カストロビンス氏もジャッジ推しのひとりで、「現時点でジャッジが MVP を獲得する可能性は 99.99% だと思う。もし今日 MVP に投票するとしたらジャッジを選ばざるを得ない。彼は明らかにリーグで最高の攻撃的選手だ」と断言している。

   カストロビンス氏の意見に同調したペトリエロ氏は「ジャッジの勝利は大谷への冷遇ではありません。前にも言ったように、どちらにも明確な議論があるからです」と独自の見解を示した。

   また、ペトリエロ氏の意見に対してカストロビンス氏は「大谷がやっていることの素晴らしさを見失いたくありません。彼は貴重な存在です」と改めて二刀流を高く評価した。ヤンキースは14日時点で115試合を消化して東地区首位に立ち、同じく115試合消化のエンゼルスは西地区4位に沈んでいる。

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