米大リーグ公式サイト「MLB.com」は2022年8月14日、ア・リーグのMVP争いに関する記事を公開した。
記事は「ア・リーグのMVP争いは思っている以上に接戦だ」とのタイトルで展開され、同サイトの記者、アナリスト、コラムニストらが今季ア・リーグのMVPについて独自の視点から検証している。
「エンゼルスの成績が悪いからといって大谷を除外しない」
同サイトは今季MVP候補としてヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(30)と大谷翔平投手(28)を挙げた。ジャッジは今季8月13日時点で46本塁打、100打点を記録し、ア・リーグ年間本塁打記録の61本を上回るペースで量産している。
一方の大谷は今季も投手と打者の二刀流を貫き、投手として10勝を挙げ打者として26本塁打を記録。1918年ベーブ・ルース以来104年ぶり2人目となる「2桁勝利・2桁本塁打」の歴史的偉業を達成した。
ア・リーグMVPは本塁打量産のジャッジか、それとも二刀流で歴史に名を刻む大谷か。両者の成績に注目が集まる中、アナリストのマイク・ペトリエロ氏はエンゼルスの成績が悪いからといって大谷を除外しないし、ジャッジが投球しないからといって除外はしないと明言。両者いずれかがMVPを受賞する可能性に言及した。
大谷は昨季シーズン終盤まで本塁打王争いを繰り広げ46本塁打、100打点をマーク。投手としては23試合に先発して9勝を挙げ満場一致でア・リーグMVPに選出された。今回の記事では打撃面は昨季よりも劣るが、投手としての内容は昨季を上回っていると指摘する意見もあり、大谷をMVP候補に挙げる根拠となっている。