「命を守ってんだ、止まれ!」駅に花火客殺到で阿鼻叫喚 「異常な状態でした」警備が語る現場の混乱

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マスクをしなかったのは、声が通らないからだった

「マスクをすると、声が通らないんです。説得力もなくなってしまいます。線路に人が立ち入って電車が止まり、駅の階段が渋滞して、子供は泣き叫び、罵声を浴びせる大人の方もおられました。本当はマスクをしたかったんですが、ケガ人を出さないために止めないといけないと思いました」

   ALSOKと名前の入ったベストについては、暑いために工事現場で使う空調服を着ていたという。

   線路に人が立ち入った状況について、JR西日本近畿統括本部の広報担当者は8月12日、取材にこう答えた。

「立ち入ったのを乗務員が見て電車を止め、付近の電車も緊急停止させました。立ち入った人が線路外に出たのを確認し、運行を再開しています。花火大会との関係については、分かりません」

   花火大会の混雑対策のため、JRでは、駅の要員を増やしたほか、4両編成の電車を6両や8両にしたり、臨時便を7本出したりして対応したと説明している。

   京都府警亀岡署の副署長は同日、次のように取材に話した。

「何人か線路に入って、電車の運転士が注意すると、出て行ったと聞いています。花火大会のときにあったので、関係があるのではないかと思います。駅はすごい雑踏で、現場の警察官は動けず、パトカーが行ったときは、すでに立ち去った後でした」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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