ニコニコ動画で知られるドワンゴ創業者の川上量生氏が、NHK党のガーシーこと東谷義和氏からの指摘に猛反論している。
「批判に真正面から向き合うことをガーシーには望みたい」
ことの発端は、ガーシー氏の動画での発言だ。2022年8月6日に編集者の箕輪厚介氏のユーチューブに電話出演し、インターネット掲示板「2ちゃんねる」の開設者でひろゆきこと西村博之氏から"口撃"を受けていると明かした。
ひろゆき氏は5日、ガーシー氏が規約違反でユーチューブ動画を削除された件に対し、「詐欺の逃亡犯が名誉毀損をして金稼いでる動画に広告を載せたいクライアントが居るわけないでしょ」などとツイートしていた。
ガーシー氏は「ドワンゴの川上さんが、(動画サイト「FC2」元社長でガーシー氏と親しい)高橋(理洋)さんに対し、お互い徹底して戦いましょうとLINEを送ったらしいんですね。その次の日にひろゆきが俺に攻撃してくる」「ドワンゴ学園のCMやってるらしくて、ひろゆきが」と疑念を口にする。ドワンゴとFC2は、動画配信サービスのコメント表示機能の特許権を巡り係争中だ。
川上氏は7日にブログで、「ひろゆき氏の批判が的確な事実であるために、ダメージをできるだけ減らそうとガーシー側が言い張っているだけ」と主張し、「僕とひろゆきは盟友ではあるが、僕にはひろゆきのコントロールは不可能だ。頼んで誰かを叩いてくれるなんてことはやってくれるわけがない」と疑惑を否定した。
「ひろゆきはひろゆきの考えがあって、ガーシーを批判したに過ぎない。変なポジショントークの印象づけを一生懸命にするよりも、ひろゆきの批判に真正面から向き合うことをガーシーには望みたい」と注文している。
川上氏はその後のブログで、ひろゆき氏の賠償金未払いの「真相」や、FC2との訴訟の見解について長文で書きとめている。
現在はプロバイダー責任法案があるので、Twitterで名誉毀損する人が責任を負いますし、Twitterは責任ないです。
— ひろゆき (@hirox246) August 8, 2022
過去はTwitterで名誉毀損が起きたらTwitter社が投稿を知らなくても裁判されるとTwitter社が負けるという法整備でした。
おいらが法が悪いと言ってた所以です。https://t.co/FnlEDi3Ktk