DeNAが2022年8月9日の阪神戦(横浜)でサヨナラ勝ちを飾り、貯金1に。2位・阪神に0.5ゲーム差に接近した。
驚きの声が上がったのは、三浦大輔監督の采配だった。難敵・青柳晃洋に対して左打者7人を並べ、スタメンから宮崎敏郎、オースティン、ソト、大田泰示を外した。
「思い切った采配」に高評価
「青柳に大量得点は望めない。球数を費やして青柳がマウンドを降りた後の終盤勝負というベンチの狙いが明確だった。でも宮崎までスタメンから外したことにはびっくりしました。三浦監督は就任2年目。最下位に沈んだ昨年は頼りなさを感じたが、今年は思い切った采配をする。勝負師として成長しているように感じます」(スポーツ紙デスク)
指揮官の描いたゲームプランに、選手たちが応えた。
上昇気流に乗る阪神に2点を先制されたが、4回に敵失で1点を返すと、6回1死三塁の好機で戸柱恭孝の代打・オースティンが青柳のグラブをはじく二ゴロで同点に追いつく。青柳は6回まで116球を投げて降板。先発の今永昇太が9回まで4安打2失点と踏ん張り、打線も奮起する。
9回2死二塁と好機を作り、代打攻勢で勝負をかけた。宮崎敏郎が申告敬遠で出塁すると、大田泰示がサヨナラの左前適時打。ベンチにはまだソトも残っており、阪神バッテリーに重圧をかけていた。ベンチワークでもぎとった白星だった。
首位ヤクルトまで9ゲーム差まで接近
投打にタレントがそろっているDeNAだが、投打に淡白なことが勝ち切れない要因だった。
塁上をにぎわすが得点が入らない、投手陣も勝負所で踏ん張れない。今季は6月下旬に借金が最大9までふくらんだが、ここから巻き返す。攻守の精度が上がり接戦で強さを発揮し、7月以降は15勝8敗2分と大きく勝ち越して波に乗っている。
勝負はここからだ。9月は30日間で27試合をこなす超過酷なスケジュールが待ち受けている。首位・ヤクルトと9ゲーム差。奇跡の逆転優勝を狙うのは阪神だけではない。勝負師として成長を遂げた三浦監督率いるDeNAが、ダークホースで虎視眈々と頂点を狙う。(中町顕吾)
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) August 9, 2022
試合を決めたのは大田泰示????
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三遊間を破ってサヨナラ??
真夏のハマスタで気持ちよく水浴び??
今永昇太に勝ち星がついた??
?#プロ野球(2022/8/9)
??DeNA×阪神
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