「しりつ」呼びでいいのか、NHKから高校に事前確認が
「正式な読み方としては、『しりつふなばし』です。ただ、『いちふな』が愛称になっていますので、『いちりつふなばし』と使われることがほとんどですね」
いちりつとの呼び方は、「私立」と区別するときに一般的に使われるが、千葉県では、県立船橋高校が競合するため、主に県立と区別するために呼ばれるという。県立船橋は、「ふなこう」「けんふな」との愛称がよく使われるそうだ。
教頭によると、NHKからは、市立船橋の読み方について8月に入って試合前に確認の連絡が入った。放送するに当たって、「しりつ」と正式な名称でいいかと聞いてきた。学校では、愛称の呼ばれ方もあることを伝え、NHKからは、放送中に愛称についても触れたいと話があったという。
しりつふなばしの読み方について、教頭は、「放送の決まりに準じてやってもらえればいいと考えています」と問題視しない考えを示した。
なぜ「しりつふなばし」との読み方にしたのかについて、NHKの広報局は8月9日、取材に対し、次のようにメールで答えた。
「学校の正式名称の市立(しりつ)船橋高等学校を使っています。高校駅伝など他のスポーツ中継などの場合でも『しりつ』と読んで放送しています。地元では『いちふな』の呼び方で親しまれていることは承知しており、放送のコメントでその名称を使用することはあります」
高校への連絡でどんなやり取りをしたかについては、「個別の取材や制作に関することについては回答しておりません」と述べた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)