球界を代表する投手として活躍してきた楽天・田中将大(33)、巨人・菅野智之(32)が野球人生の分岐点を迎えている。
「共に実績のある投手なので意地を見せてほしい」
田中は今季17試合登板で6勝8敗、防御率2.81。先発で6回3自責点以下のクォリティースタート率は70.6%と悪くない数字だが、2022年5月17日のロッテ戦(ZOZOマリン)から自己ワーストの6連敗を喫するなど苦しい時期を過ごした。6月17日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)では5回4被弾7失点KO。スタンドに次々とアーチを浴びる姿に楽天ファンからため息が漏れた。ファームでの調整期間を経て7月は4試合登板で2勝0敗、防御率1.73と復調したかに見えたが、8月6日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)は6回4失点で今季8敗目。なかなか波に乗り切れない。
菅野も全盛期の姿には程遠い。今季は15試合登板で6勝5敗、防御率3.56。昨季は4度の登録抹消を繰り返すなどコンディションを整えるのに苦労して自己ワースト6勝だったが、今季も直球、変化球にキレがなく持ち味の制球力も甘く入って痛打を浴びるケースが多い。特に首位・ヤクルト戦は3試合登板で0勝2敗、防御率10.80。6月24日の対戦で中村悠平に2打席連続アーチを被弾するなど5回7失点と炎上すると、リベンジを誓った7月18日の同戦でもヤクルト打線に打ち込まれた。6回10安打7失点の乱調にマウンド上で厳しい表情を浮かべていた。
田中はNPBトップの推定年俸9億円で、菅野は昨オフに2億円ダウンしたが3位の6億円。スポーツ紙デスクは「手厳しい言い方になるが、年俸に見合った活躍をしているとは言い難い。特に菅野は完全にピークを越えた感じがします。V逸となれば大幅なダウンは必至でしょう。共に実績のある投手なので意地を見せてほしいですね」。
楽天は混戦のパ・リーグでリーグ優勝の可能性が十分にある。巨人はV奪回が厳しい状況だが、首位・ヤクルト相手に同一カード3連勝を飾るなど意地を見せている。エースの意地を見せられるか。田中、菅野がもう一度輝く姿をファンは待ち望んでいる。(中町顕吾)
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) July 30, 2022
甲子園を湧かせたヒーロの対決は…
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田中将大に軍配
清宮幸太郎を三振に打ち取る
?プロ野球 (2022/7/30)
??楽天×日本ハム
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