ヤクルト「まさかのV逸」は起こり得るか コロナ禍で露呈した「大きな不安要素」とは

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コロナ禍でチーム状態が一変

   救援陣はヤクルトを支える生命線だ。交流戦でパリーグの全球団に勝ち越して優勝した際は、継投策で11試合連続無失点と抜群の安定感を誇った。高津監督も「この交流戦を通じて先発ピッチャーから最後のマクガフへ、どうつなぐかというところはよくできたと思います。リリーフみんながMVPだと思っています」と優勝監督インタビューで絶賛していた。

   だが、7月はコロナで主力選手が集団感染した影響もあり7勝13敗と大きく負け越し。救援陣も月間防御率4.52と苦しんだ。8月も5試合消化時点で救援陣の月間防御率は7.02。2位の阪神が0.76と安定しているのと対照的だ。

   打線は三冠王を狙える位置につける村上宗隆に加え、サンタナ、オスナとポイントゲッターがそろっており、得点力はある程度計算できる。3番を打つ山田哲人の状態が上がらないのが気がかりだが、経験値のある選手なので過度に心配する必要はないだろう。リーグ連覇に向け、救援陣の踏ん張りが求められる。(中町顕吾)

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