人気ゲーム実況者のソバルトさんが2022年8月8日、飼い猫の扱いに関するネット上の疑惑についてツイートした。猫を激しく揺さぶるなど虐待にあたりうる様子を捉えた動画が第三者によって公開され、真偽を含めて物議を醸していた。
動画に映っているのは自分だと認め、「私の不理解によって怖い思いをしてしまった猫に対して本当に申し訳なく可哀想なことをした」と謝罪している。本人は「猫と遊んでいる、可愛がっているつもり」だったという。
同業者も非難「虐待と言われてもしょうがない」
ソバルトさんはYouTube(登録者約23万8000人)やTwitch(フォロワー約4万4000人)で活動し、シューティングゲームを中心とする実況動画で人気を博す。
問題となったのは、飼い猫に対するソバルトさんの扱いを捉えたとする動画だ。虐待的だとして、第三者によって6日ごろからYouTubeやツイッターで拡散された。
動画には、猫の脇を掴みあげて前後左右に激しく揺さぶる場面や、膝上の猫を逆さ吊りにするような形で太ももに挟む場面が映っている。揺さぶられた猫は耳を横に倒して張り、尾を腹部側に折り畳んでいる。また、挟まれた際は抜け出そうと足を動かしている。
ただし人物の顔が映り込んでいないため、ネット上では真偽を疑う声も出ていた。
このような状況で、ソバルトさんは8日にメッセージ画像をツイート。飼い猫に対して「雑な扱いをしてしまっている動画」がネット上で公開されていると言及し、映っているのは自分だと認めた。
猫の扱いに関しては、以前から同居中のマネージャーに注意を受けていたとするが、「私は聞き流してしまっていました」。ソバルトさんは21年7月末に、生後2か月の猫2匹を迎えたとツイッターで明かしている。名前は「ふで」と「にゃーこ」という。
先の動画を目にした同業配信者のKUNさんと、はつめさんには「猫の扱いが雑すぎる」「猫が傷ついてしまう」「動物に対する理解が乏しすぎる」「虐待と言われてもしょうがない」と厳しい声を受けたと報告。
動画の視聴者からも指摘が寄せられたとし、「ことの重大さを理解しました」と反省の意を示す。
猫や視聴者に謝罪、本人は「可愛がっているつもり」だった
これまでの認識を「猫と遊んでいる、可愛がっているつもり」だったと説明する一方、騒動を受けて、世話してきた2匹の猫について「飼う資格がない」と思い至ったと伝える。飼育経験が十分にあるというKUNさんらに保護を頼むとし、ソバルトさんは、
「私の不理解によって怖い思いをしてしまった猫に対して本当に申し訳なく可哀想なことをしたんだと今更ながら罪を自覚しております」
と反省を重ねる。続けて次のように謝罪した。
「動画を見た方に対しては不快な気持ちにさせてしまって申し訳ありませんでした。また、失望してしまった視聴者の方関係者の方にもこのツイートにて謝罪させていただきたいと思います。大変申し訳ありませんでした」
KUNさんも同日、メッセージ画像をツイッターに投稿し、自宅で猫を一時保護していると報告した。動画の感想は「かなり乱暴なもので動物との距離の取り方が根本的にわかっていないように思えました」と述べ、
「もちろん猫にとって住処の移動はストレスのかかるものではあると思いますが飼育の自信を喪失し、動物との距離の取り方が得意ではない彼との現状の生活が続くよりは良いと判断し移送しました」
と考えを明かす。猫は新しい環境に慣れていないものの元気だという。今後の見通しは順次報告するとした。
???? pic.twitter.com/BNiz7fS5JJ
— ソバルト???? (@SoVault) July 27, 2021