「神業!」日本新記録で優勝の16歳「目隠しルービックキューブ」が360万再生 どう揃えてる?本人に聞く

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わずか18秒間、何が行われていたのか

   動画内の18秒では具体的にどのような作業をしていたのか。Hさんはパズルを揃える工程について、「分析」「記憶」「実行」の3段階に分かれていると説明した。

   まずは分析パート。揃った状態の6面の展開図を思い浮かべて、例えば「白・緑・赤」のマスを持つパーツは1箇所のみ、「赤・青」のパーツも1箇所といった具合で、各パーツとマスには正しい座標があると考える。

   これを踏まえて色の乱れたキューブに向き合い、特定パーツのマスの色を見て、揃った6面の展開図における座標を導き出す。各面の中央にある位置関係が固定された計6マスの配色を足がかりに、キューブ上で特定パーツが本来あるべき場所を探す。

   そこには別のパーツが収まっているため、今度はそのパーツに対して同じ手順を施す。これを繰り返して数珠つなぎにパーツの正しい座標を分析していく。

   分析結果を把握するには目印が必要だ。そこで展開図のマスにひらがなを割り振る事で、例えば特定マスやパーツの位置を「け」から「は」へ正すというように、文字列に変換していく。

   一辺が3マスのキューブを揃える場合は平均で約20文字の文字列になる。文字列ができた段階では、例えば「けはえの...」のような羅列で言語的な意味は持たない。

   ちなみに文字は特定の種類に限らず、「日本人はひらがなを主に使っていて、私個人はアルファベットを使っています」とHさんは補足した。

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