タイトーと太東、名前の由来は?
ツイートが話題になったことについて、タイトーの広報担当者は8月1日、取材に「今回のツイートをきっかけとして、皆さんがタイトーステーションを話題にしてくださったことをうれしく思っております。Twitterでの盛り上がりも楽しく拝見させていただきました」と喜びを伝えた。
そもそも社名の「タイトー」の由来はなんなのだろうか。同社は1953年に輸入雑貨品などを扱う「太東貿易株式会社」として設立。72年に社名をタイトーに改めた。奇しくも太東駅と同じ「太東」という漢字をルーツにしていたが、なぜ「太東」という字が使われたのだろうか。担当者は由来について「諸説ある」としつつ、こう説明する。
「"太平洋"と"極東"が由来とされています。タイトーの創業者であるユダヤ人のミハエル・コーガンが、太東貿易株式会社を設立する前に営んでいた個人貿易会社が太東洋行という社名で、その後設立した会社にも同じ文字を使用し、太東貿易となったといわれております」
一方、太東駅の方はどうか。8月2日、いすみ市郷土資料館の担当者に取材すると、駅から3.5kmほど南東にある「太東岬」がルーツだと説明する。太平洋に突き出た岬の名前は、1889年に周囲の村が合併した際の村名(太東村)にとられ、1899年開業の駅名にも使われた。ただ、太東岬の「太東」がどんな経緯で名づけられたかは分かっていないという。
タイトーの担当者は、太東駅との直接的なつながりはないと説明するものの、これまでも上述のようなネタが話題になっていたことから「そういった駅や地名があることは存じており、ご縁は感じておりました」と語る。
今回のツイートが話題になった際は、太東駅にタイトーステーションを出店してほしいと期待する声が聞かれた。実際に、「太東ステーション」周辺への出店予定はあるのだろうか。
「出店予定についてはお答えが難しいですが、千葉県では、タイトーステーションなどを10店舗以上展開していますので、ぜひ遊びに来ていただければと思います」