前澤友作氏、新ビジネスへの批判一蹴「雑音」「ほとんどは嫉妬」 月額500円の会員が14万人超える

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   衣料品通販サイト「ZOZO」の創業者である前澤友作氏が2022年8月3日、新ビジネスへの「雑音」が増えてきたとして、「そのほとんどは嫉妬。やれるもんならやってみ」と応答している。

  • 前澤友作氏
    前澤友作氏
  • 前澤氏のツイッターより
    前澤氏のツイッターより
  • 前澤友作氏
  • 前澤氏のツイッターより

「上手くいかなかったらそれはそれ」

   前澤氏は7月30日、新プロジェクト「MZDAO」の一般公募を始めた。MZは前澤、DAOは自律分散型組織(Decentralized Autonomous Organization)を意味する。DAOをめぐっては、モバイルゲーム会社「gumi」創業者の國光宏尚氏も1月に立ち上げている。

   「みんなで参加して、みんなで育てて、みんなで儲けよう!!」を合言葉にした会員制コミュニティーサービスで、「労働者や消費者のままではずっとお金に悩まされます。所有者や生産者に少しでも近づくことがお金に近づく一歩でもあります。みんなで作る会社『#MZDAO』では、たくさんの人をそっち側にお連れしたいと思っています」と呼びかけている。

   具体的な流れはこうだ。まず挑戦する事業を合議制で決め、運営組織を結成する。実際に起業するかは未定。事業の意思決定はアンケートなどを通じ判断する。

   メンバーは貢献度に応じて報酬(トークンやストックオプションなど)が与えられ、具体的な基準は不明瞭なものの事業に「成功」すれば換金できるようになる。給与支給はない。前澤氏の限定記事が読める特典もある。ネットで完結し匿名参加も可能だ。

   会員は月500円を支払う必要がある。リスクとして「事業が始まらない可能性がある」「報酬が受け取れない可能性がある」「プロジェクトの継続が困難になった場合、運営側の判断で中断する可能性がある」の3点を挙げ、いずれの場合も参加費は返金しない。追加料金の発生の有無については不明だ。

   前澤氏は「上手くいったらみんなで山分け。上手くいかなかったらそれはそれ。けど、どっちに転んでもきっと楽しいと思います」と案内し、8月10日まで"創業メンバー"を募っている。

「詐欺っぽい、法的にグレーでは?」

   前澤氏によれば、8月2日時点で会員数は14万2000人を数える。俳優で投資家の水嶋ヒロ氏も入会を表明している。

   一方、前澤氏の元には懐疑的な意見が複数寄せられているようで、Q&A形式で次のように答えている。

「DAOじゃない、ただのオンラインサロン→まだ今はね。事業はDAO的にやる予定」
「中央集権的→最初は僕が旗振らないとね」
「月額500円もかかる→本気の人集めたいのと、相応な記事書くので」
「詐欺っぽい、法的にグレーでは?→どのへんが?弁護士と入念に議論済み」

   3日にもツイッターに「MZDAO関連の雑音が増えてきた」と投稿し、「新しい挑戦には必ずついてくる副産物。そのほとんどは嫉妬。やれるもんならやってみ。やったもん勝ち、動いたもん勝ち、ってことをMZDAOでメンバーのみなさんと一緒に証明する」と自信をのぞかせている。

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