「捏造するしか...」お立ち台懲罰に神様上司 日野自動車不正、調査報告に衝撃「ダメな日本企業の典型例」

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再発防止に必要な要素は?

   調査委はこうした声などを踏まえ、不正の真因を「みんなでクルマをつくっていないこと」「世の中の変化に取り残されていること」「業務をマネジメントする仕組みが軽視されていたこと」の3点にまとめている。

   従業員からは厳しい声が少なくないが、今回の不祥事を生まれ変わるチャンスととらえる向きもある。膿をすべて出し切って欲しいとの願いや、再生への熱い思い、仕事への愛着や誇りも多く聞かれたという。

   日野自動車は業務チェック体制や内部通報制度の強化など再発防止策を公表している。調査委は「今、日野の再生に向けて求められているのは、耳触りや威勢の良い言葉やスローガンではなく、生まれ変わらねばならないという経営陣の覚悟と本気度を行動と実践で示すことである。従業員も経営陣の覚悟と本気度を感じることにより、熱意をもって変わっていこうとするはずである」と提言している。

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