「ビザあり」、個人観光客未解禁の日本の対応も焦点
ソウル市の発表では、ビザ免除再開の経緯について
「最近訪韓需要が急増し、日本など在外公館でビザ発給に3~4週間以上かかるなど観光客誘致に支障が出ていた。今回のビザ免除再開の決定によりこれら(3か国・地域)からの韓国訪問及び旅行の不便さが改善される」
とも説明。手続きのボトルネックを解消すると同時に、在外公館の負担を減らす狙いもありそうだ。
発表では
「日本、台湾などについては相互主義などを理由にビザ免除での入国を中断してきた」
とも説明している。日本も観光客の受け入れを再開したものの、個人観光客は未解禁。ツアー客の場合も事前にビザの取得が必要だ。こういった中で韓国側が事実上一方的にビザなしの受け入れを再開した形だ。
円安が進む中、日本国内ではインバウンド需要に改めて期待を寄せる声もある。韓国では日本観光の人気は依然として高く、日本側の対応も焦点だ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)