「予約の数自体が、例えばキャンセルが出て減っていくとか、そういう状況ではない」
一方のJALの国内線は、7月はコロナ前の8割、8~9月は8~9割の水準に回復するとみている。菊山英樹専務は次のように話し、予約が鈍っているとする一方で、第6波までとは様相が違うことを強調した。
「特に国内線については、これまでも第6波までの間、行動制限があった時期に、非常に大きな需要の落ち込みが見られた。そういった時期と比べると、いわゆる『ウィズコロナ』、お客様の行動様式という形で確実に変化が見られてきていることは事実。ひどく需要が落ち込む、ということは決してないとみている」
「現在の第7波については、これまで好調なペースで積み上がってきた予約が伸びるペースが鈍化したということは事実。しかしながら、例えば予約の数自体が、例えばキャンセルが出て減っていくとか、そういう状況ではない」
一方、国際線旅客については「通期の業績予想の想定以上」(ANA HD中堀氏)。JAL菊山氏も第7波の影響を否定している。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)