巨人の後半戦が一足遅れてスタートする。きょう2022年8月2日の阪神戦(東京ドーム)からペナントレースが再開するが、選手のコンディションは万全とは言えない。チームの窮地を救う救世主の存在が待たれる。
コロナ危機を「戦力発掘」の場にできるか
7月19日からの4日間で選手、首脳陣、チームスタッフ計73人の新型コロナウイルスの集団感染が判明。22日からの中日戦(バンテリンドームナゴヤ)、後半戦開幕カードの29日からのDeNA戦(横浜)と6試合が延期になった。その間も感染者が相次ぎ計84人の陽性が判定されたが、一部の陽性者のコンディションが回復し、チームの編成にメドが立ったため2週間ぶりに公式戦を開催する。
「コロナから療養明けの岡本和真が4番・三塁で復帰できるという情報が流れています。ただ、復帰しても試合から遠ざかっているので万全の状況とは言えないでしょう。しばらくは戦力をやりくりしながらしのいでくしかない」(スポーツ紙記者)
7月上旬に新型コロナウイルスで主力が大量感染したヤクルトが今季ワーストの6連敗を喫したように、戦力ダウンは避けられない。
一方で新戦力の発掘という点では若手たちにとって大きなチャンスだ。ヤクルトでは武岡龍世、並木秀尊、宮台康平が1軍の舞台で光るモノを見せた。来季以降を考えると楽しみな選手たちだ。
北村の活躍に期待
巨人は内野手で多くの感染者が出ている。コロナの陽性判定を受けても、選手によってコンディションは違うため、スタメンがどのような布陣になるか予測が難しい。その中で特に期待が大きいのがプロ5年目の北村拓己だ。
「内野の全ポジションを守れるユーテリティープレーヤーで、打撃もパンチ力がある。コロナによる大量感染が判明する前のヤクルト3連戦では『2番・遊撃』で3試合連続スタメン出場していました。北村もコロナに感染したため、今日2日の阪神戦からスタメンに名を連ねるか不透明ですが、本人はこのチャンスをつかみたいでしょう」(スポーツ紙デスク)
不動の遊撃だった坂本勇人が故障で戦線離脱し、来季以降は他のポジションへのコンバートも囁かれている。北村、高卒2年目の中山礼都を筆頭に「坂本の後釜」を巡る熾烈な定位置争いが繰り広げられそうだ。(中町顕吾)
【#巨人×#中日】
— DRAMATICBASEBALL 2022 (@ntv_baseball) May 15, 2022
4回裏 今季初スタメン #北村拓己 選手
スリーベースヒット!!
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(関東ローカル)
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