韓国スポーツメディア「スポーツソウル」(WEB版)が日韓のサッカー格差に言及した。2022年7月27日に豊田スタジアムで行われた東アジアE-1選手権の日本対韓国戦の結果を踏まえ、サッカー専門家や指導者らの話を交えて分析した。
世代別代表がことごとく日本に完敗
試合は日本が後半4分にMF相馬勇紀(名古屋グランパス)のヘディングシュートで先制し、19分にDF佐々木翔(サンフレッチェ広島)がコーナーキックを頭で合わせて2点目。27分にはFW町野修斗(湘南ベルマーレ)がダメ押しとなる3ゴール目を決め、日本が3-0で快勝した。
記事では韓国サッカーが日本に大敗を喫したのはこの大会だけではないとし、ここ最近の世代別代表戦に言及した。
昨年3月の日韓国際親善試合では韓国が0-3で惨敗し、地元メディアは「横浜惨事」と報じた。今年6月のU-23アジアカップ準々決勝では、韓国はU-21メンバーで臨んだ日本に0-3で惨敗。地元メディアは「2歳若い日本に敗れた」「無気力の末恥ずかしい3失点」などと厳しい論調で報じた。
また、U-16インターナショナルドリームカップ(6月8日)でも0-3で黒星。そして6月25日に行われた「DENSO CUP SOCCER 第19回大学日韓定期戦」では韓国が日本に0-5の大敗。世代別代表がことごとく日本に完敗している。
「闘志や精神力も日本の方が優れているように見える」
同メディアは日韓両国の格差が広がった理由について解説。サッカー専門家によると、日本の体系化されたシステムが理由のひとつだという。
日本は2050年W杯優勝という大きな目標を立てており、短期的な目先の成果ではなく長期的な計画のもと実行段階に移していると指摘。さらに欧州の先進化されたシステムを積極的に導入してきたことが両国の格差につながっているとの見解を示した。
長年にわたり日本とライバル関係にある韓国は、過去の日本戦では気迫を全面に押し出し激しい当たりでプレッシャーをかけ精神、体力面で常に日本を圧倒してきた。ところがここ最近は技術面において日本がリードし、これが如実に結果として出ている。
韓国の世代別代表で指導経験のある関係者は同メディアの取材に対して、「最近の試合を見ると(韓国の)戦術がしっかりしていても、基本技と技術はもちろん闘志や精神力も日本の選手の方が優れているように見える」などとメンタル面の低下を指摘している。
FIFA(国際サッカー連盟)最新の男子世界ランキングは日本が24位、韓国は28位。同メディアは今後、日本と韓国の格差はさらに広がりかねないと不安視している。
【#E1 ??サッカー選手権?? 男子 ???? #日本 × #韓国 ????】
— フジテレビサッカー (@cxfootball) July 27, 2022
? 後半4分#藤田譲瑠チマ のクロスを #相馬勇紀 が頭で合わせゴール??日本先制?? ??
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