阪神・佐藤輝明は「本物の4番になってない」 三球三振に球団OB苦言「ピッチャーに牛耳られている」

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満塁好機に3球三振「あまりにもあっさりしてますね」

   田尾氏は「この三振の内容が悪過ぎる」と切り出し、「まず初球インサイドのボール気味の球を振ってファウル。そして見逃しのストライク。最後も低めの完全なボール球を振って三振。あまりにもあっさりしてますね」と振り返り、自身が持つ「4番打者論」について言及した。

   「4番バッターというのは3割打つバッターでも10回に7回はアウトになる。せめてアウトのなり方。してやられたというのではなくきっちりと自分のスイングをした中でアウトになる。そういう打席を何とか増やしてもらいたい。佐藤君の場合はピッチャーに牛耳られている。そういうような打席があまりにも多い」

   さらに「特にランナーがいる時。得点圏にいる時。そういう時の佐藤君の打席はあまりにも内容が悪過ぎる」と続け、「ランナーがいる時はピッチャーも苦しい時なんです。それを自分からピッチャーを楽にする打席にはしてもらいたくない。ピッチャーの気持ちを考えればもう少しストライクゾーンを振る。やや甘めの球を待つ。そういうことは出来ると思う。ファーストストライクから追い込まれたようなスイングをするような4番バッターでは困る」と苦言を呈した。

   3本塁打でチームを勝利に導いた村上に対してこの日の佐藤は5打数1安打2三振。両チームの4番に明暗が分かれた。チームはヤクルト3連戦を2勝1敗で勝ち越したもののゲーム差は再び2ケタの10ゲームに開いた。8月2日からは敵地・東京ドームで5位・巨人との3連戦を予定している。

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