俳優の伊藤沙莉さんが2022年7月29日、自身を取り上げたネットニュースの見出しに対してツイッターで苦言を呈した。
「見出しに合わせたかのような写真選びも嫌」
伊藤さんが言及したのは、自身が出演した7月29日放送の番組「らじるラボ」(NHKラジオ第1)での発言を取り上げたサンケイスポーツのネットニュースだ。
伊藤さんは番組で、ブレイクのきっかけとなったNHK連続テレビ小説「ひよっこ」について語っており「私は今となってはNHKさんに大分お世話になっていますけど、その当時は大っ嫌いで、この建物すら。オーディションの内容が来た時に、NHKと書いてあるだけで『もう行きたくない』と思っていたし、それほど受かったことがなかっただけの話なんですけど、(オーディションが)ダメで。単純にキャラクターが合わないだけなんですけど、どこかでだんだん人格否定をされている感覚に陥っていくんですよ」などと語っていた。
その後「ひよっこ」主人公の親友役オーディションを「ふてくされて行ったくらいの感覚」で受けた際「明らかにやさぐれた容姿と声なのに『~だわ』とか言っているのを、岡田惠和さんが面白く感じてくださって、米子という役を作ってくださった」と明かし、「本当に素敵で、ありがたいですね」「とにかく楽しくやらせていただいていました」と感謝していた。
こうした発言を取り上げたサンスポ記事では「伊藤沙莉、NHKが大嫌いだった理由『どこかで人格否定をされている感覚に』」というタイトルで配信していた。
伊藤さんはこの記事についてツイッターで「見出しが大切なのはわかります。読んだらそういうことじゃなかったとなったとしても 読んでもらうことが大事なんだろうなということもなんとなくわかります」としつつ、「でもこの見出しは誤解しか招かないのでちょっと嫌です。嘘です。嫌ですかなり」と苦言を呈した。
さらに次の投稿で伊藤さんは、「そして地味に見出しに合わせたかのような写真選びも嫌です」とトップで使用されていた写真にも苦言。「合いすぎてて少し笑いました。でも嫌です」としていた。
伊藤さんの投稿後、サンスポはタイトルを「伊藤沙莉、NHKが大嫌いだった過去振り返る『オーディションがダメで。どこかで人格否定をされている感覚に』」と変更している。
見出しが大切なのはわかります。
— 伊藤沙莉 (@SaiRi_iTo) July 29, 2022
読んだらそういうことじゃなかった
となったとしても
読んでもらうことが大事なんだろうな
ということもなんとなくわかります。
納得という意味ではなく
理解という意味でわかります。
でもこの見出しは誤解しか招かないので
ちょっと嫌です。
嘘です。嫌ですかなり。 pic.twitter.com/pMbe0HaH3E