スクエニ漫画アプリが黒塗りだらけ 海外版に苦言相次ぐ...運営が釈明「修正避けられなかった」

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   スクウェア・エニックスが配信を始めた漫画アプリ「マンガUP!」の海外版をめぐり、黒塗り描写が頻繁に登場するとの苦言が続々寄せられている。

   同社は配信プラットフォームのポリシー上、修正が避けられなかったとして、「改善に努めてまいります」と理解を求めている。

  • スクウェア・エニックスのプレスリリースより
    スクウェア・エニックスのプレスリリースより
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「MANGAコンテンツの世界展開を加速します」

   スクエニは2022年7月25日、日本で展開する漫画アプリ「マンガUP!」の海外版「Manga UP!」を配信開始した。対象地域は日本を除く全世界で、iOS/Androidに対応する。

   マンガUP!は2017年に公開し、累計1900万ダウンロードを記録する。海外版では『鋼の錬金術師』『ソウルイーター』『PandoraHearts』など英訳した160作品に加え、連載中の作品も配信する。

   英訳コミックスは海外でも人気だというが、「印刷版コミックスや電子書籍における流通面の制約から、海外読者が日本発の人気作品を手にするまでにはタイムラグがありました」と課題があった。

   アプリでは素早く届けることができ、「国内配信で培ったノウハウと技術を活用してグローバル市場を開拓し、スクウェア・エニックスが誇るMANGAコンテンツの世界展開を加速します」と意気込んでいた。

   しかし、一部作品で黒塗りの規制描写があるとの指摘がSNSで複数寄せられている。

「検閲をめぐり議論に」海外メディアも報道

   具体的には、露出度の高い衣装を着た女性キャラクターを中心に、該当箇所が隠されているという。「スクエニ、新漫画サービスで性的表現の検閲と追加課金で失態」(kotaku)、「スクエニの漫画サービス、検閲をめぐり議論に発展」(comicbook.com)と複数の海外メディアでも報じられた。

   Manga UP!の運営チームは27日、「アプリの検閲について」と題した声明を発表し、「各モバイルプラットフォームのポリシーを考慮し、日本以外の全世界(英語圏に限りません)に向けてアプリをリリースするためには、いくつかの修正が避けられませんでした」と事情を説明した。

   「まだ手探りの段階ですので、皆様の意見を伺いながら改善に努めてまいります」としており、何らかの対応をするとみられる。

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