巨人は「きつい戦い待ってる」掛布雅之氏が見解 リリーフ陣不安で「守り勝つ野球見えてこない」

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「(坂本が)長期離脱になった時にAクラスも危ぶまれる」

   掛布氏は「坂本君という大きなチームの柱がケガをしていなくなることによって坂本君の穴を埋めることが出来るショートを守れる野手はいない」と断言し、次のように持論を展開した。

「その穴を埋めるのはどうしたらいいのかと考えた時に野手で埋めるのではなくバッテリーを含め、いかに失点を防ぐような守り勝つ野球を巨人が出来るかどうかだと思う。そう考えると巨人の7回、8回を投げるピッチャーが不安になってくる。そうなると守り勝つ野球が見えてこない」

   そして現状の巨人投手陣の内容から最終的に阪神、広島、DeNAが巨人を上回る可能性があるとし、「オールスターを挟むので(坂本の復帰が)どのくらいかかるか分からないが、オールスターが明けるくらいに戻ってくることが出来るのであれば最小限のマイナスで済む可能性はある。これが長期離脱になった時にAクラスも危ぶまれるのではないかとみてしまう」と言及した。

   また、自身の経験から夏場はリリーフ陣の層の厚さが勝負を左右するとの見解を示し、「その層の厚さを一番持っているのが阪神。広島、阪神、横浜は上がり目しかない。巨人は上がり目の名前が挙がってこない。そう考えると巨人のオールスター後の残り50試合くらい、結構きつい戦いが待っているんじゃないかという気がする」と今後を不安視した。

   後半戦がスタートする29日から敵地・横浜スタジアムでDeNAとの3連戦を予定。8月1日からは本拠地・東京ドームで阪神3連戦に臨む。

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