サッカー日韓戦は「横浜惨事」に続く「豊田恥辱」 完敗で韓国メディア辛辣、W杯「破滅的敗北の可能性も」

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   サッカー東アジアE-1選手権男子最終戦が2022年7月27日に愛知・豊田スタジアムで行われ、日本が韓国に3-0で快勝した。日本は通算2勝1分けで4大会ぶり2度目の優勝を決めた。敗れた韓国は大会4連覇を逃した。

  • ゴールを決め歓喜の佐々木選手(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
    ゴールを決め歓喜の佐々木選手(写真:森田直樹/アフロスポーツ)
  • ゴールを決め歓喜の佐々木選手(写真:森田直樹/アフロスポーツ)

「日本と韓国が置かれる現状を再確認した試合」

   試合は前半を0-0で折り返し、日本が後半に3ゴールを決めて完勝。後半4分にMF相馬勇紀(名古屋グランパス)のヘディングシュートで先制し、19分にはDF佐々木翔(サンフレッチェ広島)がコーナーキックを頭で合わせ2点目を挙げた。さらに27分にはFW町野修斗(湘南ベルマーレ)のダメ押しゴールで試合を決定付けた。

   今回日本は国内組でメンバーを編成し、26人のうち10人が初選出。韓国も同様に国内組でのメンバー編成で臨んだ。韓国は日本戦で引き分け以上ならば優勝が決まる条件のもと0-3の惨敗。速報した地元メディアはそれぞれ厳しい論調で代表チームの敗戦を伝えた。

   「NEWSIS」(WEB版)は、昨年3月に横浜で行われた国際親善試合に続く0-3の敗北は屈辱だとし、今回は雪辱どころか日本と韓国が置かれる現状を再確認した試合になったと指摘。さらに11月に控えるワールドカップ(W杯)カタール大会に向けて決して少なくない宿題だけを残したと伝えた。

   批判の矛先はパウロ・ベント監督にも向けられた。記事では日本相手にビルドアップサッカーにこだわったベント監督を「戦術の柔軟性の欠如」と痛烈に評した。

Kリーグで最もホットな選手を招集せず

   主要メディア「朝鮮日報」(WEB版)もベント監督の戦術、戦略を批判的に伝え、今回の敗戦を「豊田恥辱」と表現した。

   今大会、日本の森保一監督は、組織力を向上させるためJリーグで首位を走っている横浜F・マリノスの選手を多く招集したが、ベント監督はKリーグで最もホットなイ・スンウ(水原FC)とヤン・ヒョンジュン(江原)を招集しなかったと批判。

   そして韓国サッカーは10年以上前から日本サッカーに技術で後れを取ってきたがなかなか敗れなかった。それは監督が日本に勝つ方法を知っていたからだとし、「ベント監督は日本に勝つ方法を全く知らないようだ」とダメ出しした。

   また、W杯で韓国と同組のポルトガル、ガーナ、ウルグアイは日本よりも遥かに高いレベルのサッカーをするとし、「ベント監督が日本戦のようなこだわりをみせるのならばW杯での破滅的な敗北の可能性は排除できない」と締めくくった。

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