大阪王将ナメクジ騒動、本部が認めた「ずさんな実態」 食品衛生責任者は異動で不在...猫飼育に害虫侵入も

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衛生検査では、飼っていたネコを他の場所に移し、本部も把握できず

   さらに、一部料理の盛り付けについて、厨房ではなく、パントリーと呼ばれる近くの収納スペースで行っていたことを認めた。保健所からは、調理行為になるため厨房で行うよう指導があり、7月26 日に盛り付けのための配置やオペレーションの変更を行ったとした。

   また、客のいるホールと厨房に区画がなかったとして、指導を受けて改装工事でドアを設置することを明らかにした。

   食品衛生責任者について、仙台中田店に3月以降いなかったと保健所から指摘を受けていたが、大阪王将では、実は人事異動のあった21年9月から責任者の変更届を出していなかったと明かした。資格保持者は店内にいるため、この保持者への変更届を27日に出したと報告した。

   店の敷地内では、ネコ2匹が飼われていたことが分かっており、同社では、19 年10月12 日~22 年6月15日まで、店の屋外でネコ飼育していたことを認めた。外部機関による年1回の衛生検査では、他の場所へ移動をしていたため、本部ではその存在を把握できなかったという。警察への届け出も怠っており、保健所から動物の飼育を行わないよう衛生指導を受け、今後は徹底していくという。

   保健所からは、12項目の指摘を受けており、一部実施済みもあるものの、保健所の指導を受けて改善を行い、その内容をまとめた報告書を提出する予定だとしている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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