清宮幸太郎、衝撃サヨナラ弾で球宴MVPに 「やはりモノが違いますよ」の声...今後に生かせるか

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

   2022年7月26日にペイペイドームで開催された球宴1戦目。主役は清宮幸太郎だった。

   2-2の9回2死。全セ・森下暢仁の5球目の154キロ直球を捉えると、打球は左中間のテラス席へ。1月に共に自主トレを行ったソフトバンク・柳田悠岐が跳びはねて喜ぶなど、全パの選手たちから手荒い祝福を受けた。

  • 清宮幸太郎(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    清宮幸太郎(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 清宮幸太郎(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

森下は「150キロを超える直球をバンバン投げていた」

   MVPに輝いた清宮は試合後のインタビューで、「入ると思わなかったので。本当に自分が一番ビックリしています」と笑みを浮かべ、「9回2アウトで回ってくるかと思ったんですけど。ホームラン、メチャメチャ狙っていました。でも森下さんがずっと真っ直ぐ投げていただいたので、それにフルスイングで応えることができたと思います」と相手右腕に対する敬意も忘れなかった。

   スポーツ紙記者は「森下がオール直球勝負だったので配球を絞りやすかったのは事実ですが、150キロを超える直球をバンバン投げていた。あの球を逆方向のスタンドに運べるのだからやはりモノが違いますよ」とうなる。

   今季は打率.226、11本塁打、24打点。1軍出場なしに終わった昨季から成長の跡を見せているが、まだまだ課題は多い。11本塁打は全てソロで、得点圏打率.169と主軸を担うには物足りない。ホームランアーティストとしての稀有な才能は誰もが認める。プロ野球ファンの期待も大きい。成績だけを見れば、球宴出場に見合う数字を残しているとは言えないが、セパ最後の出場選手をファン投票で選ぶ「プラスワン」で、清宮が1位の5279票を集めた。2位は球界を代表するソフトバンクの右腕・千賀滉大で2976票だった。

   球宴初出場で初安打がサヨナラアーチとなったことに、スター性を感じる。BIGBOSSこと新庄剛志監督もうれしかっただろう。試合後に自身のインスタグラムを更新し、「オールスターMVP受賞 清宮幸太郎君 おめでとう あそこで回ってくる星をモッてる選手 あそこで打てる実力がある選手 彼の人生において大きな自信となった1日になったはず インタビューのやったぜ は笑いました!! ダイエットさせてなかったらレフトフライだった説!!」とつづった。

   清宮にとって忘れられないアーチになっただろう。この一撃を今後の野球人生に生かしたい。(中町顕吾)

姉妹サイト