元タレントの木下優樹菜さんが2022年7月26日、自身のADHD告白に関する一部報道にインスタグラムで反論した。
発端となったのはデイリースポーツのネット記事で、木下さんが検査結果について「バカでしょー」と発言したとしていた。元動画ではデータの色を指して「赤でしょ」と発言していることから、複数の視聴者から誤認をする指摘が相次いでいた。
「一言も言ってません。訂正して頂きたく......」
木下さんは25日、YouTubeに公開した動画で自身が「ADHD(発達障害)」であることを明かした。
木下さんは「ちゃんと自分を知ろう」と思い立ったことから専門医に相談し、脳の周波などの検査を受け自身が「ADHD」であると知ったという。動画では実際のデータを公開し、一般的な同年代の女性の脳との違いについて赤裸々に告白した。
批判を呼んでいたのは、「前頭葉ってところが働いてないの。急にこの赤くなってるところがあるじゃん。赤でしょ!?」との発言部分だ。デイリースポーツの25日付ネット記事では、木下さんが「バカでしょ」と発言したとされていた。
SNSでは、木下さんの発言について「ADHDを馬鹿にしている」とする批判が続出。一方で、「誤認ではないか」とする声や「元動画を確認するべき」とする指摘も寄せられていた。
木下さんは報道にインスタグラムで反論した。レインボーカラーの背景に黒い文字でつづった画像投稿には、虹と太陽の絵文字が添えられている。
「動画について、パッと適当に見て、赤でしょ?をばかでしょ?と私が言っているとする変換をして、あたかもこの症状についてばかにしているかのような悪意でしかないネット記事を出されましたが、一言も言ってません。訂正して頂きたく、皆んなと話し合って今ここに書きます」
26日15時までに、デイリースポーツの記事から「バカでしょ」の記述は削除されている。
「私なりに出来ることをしたい気持ちです」
木下さんは自身がADHDであると発覚したことを受け、同じような症状に悩む人に対してアクションを起こしたいと考えているとした。
「メンタルの不調がある方や、こういった特徴がある脳の持ち主の方、我が子がそうかもしれないというママ、パートナーがそうかもしれない方、あらゆるマイノリティな人達に対して何か少しでも、私なりに出来ることをしたい気持ちです。そして私自身もみなさんから『ユッキーナがそうなら私もがんばるから!』という温かいメッセージをたくさんいただき感謝しています」
今後の展望についても、以下のようにつづった。
「そしてぜひ発信してください!とのお言葉やDM等もたくさん頂いたので専門家の方や同じ当事者の方を動画に呼んでお話をしたりする動画も作っていきたいと思っております」