秋田では有名人、話題のソーセージ職人タベルスキさん 秋田弁ペラペラでダジャレ好き...異国で奮闘するポーランド人の素顔

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秋田に感じた3つの魅力

   実は、来日のきっかけとなった女性とは2年前から別居しているという。マイケルさんがこの地でソーセージ作りを続けているのは、秋田に次の3つの魅力があるからだと話す。

    1つ目は「田舎らしさ」。都会と比べてゆったりとした時間が流れていて、実家のような居心地の良さがあるという。20年前に移住してきたマイケルさんは、今やほとんどの近隣住民に顔が知られており、温かく迎え入れられているそうだ。

「大都会では、生活が時間や電車に縛られ時計みたいな生き方になってしまいますが、田舎は非常に自由です。
また秋田の人はどこでも仲良しです。県外から来た日本人みたいな気持ちで、鏡を見た時に思わず『そういえば日本人じゃなかった』と思いました」

   2つ目は手厚い行政のサポート。都会と比べて企業の数が少ないためか、事業を立ち上げる際には親身にサポートしてもらったと振り返る。マイケルさんは「難しいことがあってもダメとも言われずに相談できる、どうしたらできるかと話してくれるのがありがたかったです」と話した。

   3つ目は、夕方の田んぼの風景。歌手・吉川晃司さんの「終わらないSun Set」を想起しながら楽しんでいる。

「太陽がおりてきて赤くなる前の、田んぼの緑とサンセットの色に感動します。いつもとは違う生き生きとした緑色がキレイで、『明日も頑張ろうか』という気持ちになります。他の地方の田んぼ見たけれども、こんな色にはならなかった。
家が田んぼのど真ん中にあり毎日見ていますが、緑がジューシーで濃い。エネルギーをもらえます」

   マイケルさんは今後も、大好きな秋田とポーランドを繋ぐ食品メーカーとして、オヤジギャグを用いた親しみやすい商品を製造し続けると意気込んだ。

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