2022年7月23日に行われた全国高校野球選手権佐賀大会の準決勝に、一球ごとに打席を入れ替えるスイッチヒッターが登場したことが、ネット上で話題を集めている。
甲子園の舞台でも?
話題になったのは、東明館高校-有田工業高校の中継動画。打席ごとに左右を入れ替えるバッターは、有田工の8番・山口洸生内野手だ。
朝日新聞と朝日放送が運営する「バーチャル高校野球」公式ツイッターが23日、「1球ごとに右打席と左打席を入れ替えるスイッチヒッター!執念の出塁!」と、その打席を紹介したところ話題に。
低めに構えた山口選手は、一球目は右打席に入り見逃しのストライク。その後何と左打席に入り、バントの構えから判定はボール。続いて右打席に入るとまたもやバントの構えからボール、4球目は左打席でバントの構えからストライク。5球目は右打席に入ったがデッドボールとなり、笑顔で出塁した。
あるツイッターユーザーがこの動画を「これはイヤらしさの極地に到達したバッターやな」のコメントとともにツイートすると一気に拡散され、
「こんなんアリなんすか?」
「こんなバッター初めて見ました」
「ルールの範囲内で自己ベストを尽くす姿勢、見習いたい」
などと話題に。25日10時現在、4万件を超えるリツイートや24万件を超える「いいね」がついたほか、山口選手の動画は米MLB公式サイトの記事でも紹介された。
有田工は準決勝で東明館に勝利。25日の神埼清明との決勝も3-2で勝ち、甲子園出場を決めた。
#佐賀 大会 準決勝
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) July 23, 2022
??#東明館 × #有田工
有田工、3回裏 8番・山口洸
1球ごとに右打席と左打席を入れ替えるスイッチヒッター!
執念の出塁! #バーチャル高校野球 でライブ中継中??
????PC・スマホで視聴する▼https://t.co/b6vu58Pk51#高校野球 #地方大会 pic.twitter.com/k7aJR2JCot