実業家の堀江貴文さんと音楽デュオを結成していた「CEOセオ」さんが2022年7月22日、堀江さんとのデュオを解散したことをツイッターで報告した。自身が新型コロナウイルスのワクチンを接種していないことを理由に、堀江さんから絶縁を告げられたという。
堀江さんも同日のフェイスブックで、名前は出していないものの、ワクチン未接種のビジネスパートナーについて、「打たないって頭悪すぎ。社会悪。当然縁を切った」などと報告していた。
「反ワクチンの人自主的に静かにわたしから縁を切ってください」
堀江さんとCEOセオさんは、2019年より音楽デュオ「ホリエモン&CEO」を結成。「NO TELEPHONE」「セケンテー」などの楽曲を発表している。
CEOセオさんは21日、ツイッターで「半年振り2回目のコロナ感染。また39℃の熱と頭痛でしんどいなぁ。。」などとして、新型コロナウイルスに感染したことを報告していた。
その翌22日。堀江さんはフェイスブックで以下のように報告した。
「一緒に仕事してた人が新コロのワクチン打たずに2回もまあまあひどい症状なってるの知って愕然としてる。それでも打たないって頭悪すぎ。社会悪。当然縁を切った。反ワクチンの人自主的に静かにわたしから縁を切ってください。ストレス溜まるんで」
堀江さんは「あとクソみたいな反論する奴は即ブロックする。あと、リアルにも会いたくないのでブロックよろです」と切り捨てた。なおも多くの反応が寄せられると、投稿に追記し持論を展開した。
「追記。反ワクチンの陰謀論は論外だし、予防医療普及協会の理事は無給のボランティアだ。私は公職についているわけでもない。私が付き合う人を選別するのは当然の権利だ。ワクチンの社会的免疫獲得への貢献は明らかなわけでそれを少しでも影響力のある人が否定する発言をするのは嫌なのでブロックする。それだけのことだ。個人の自由だし当然の権利。私と交流したければワクチン打ってこい、ただそれだけのことだ」
堀江さんのYouTubeチャンネルで公開された楽曲のミュージックビデオは、25日までに非公開となっている。
「クリエイターを馬鹿にしてます。作品が可哀想」
CEOセオさんは22日のツイッターで、堀江さんの対応に不満を露わにしている。
「ワクチン打ってないとボコボコに叩かれるんだ。流石にそこまで怒られるとは思わなかった。個人の選択というのはもはや形骸化して社会に乗っ取られてる。怖い」
堀江さんからワクチンの接種を勧められたものの、CEOセオさんは「今からでも言うこと聞いて打てばいいと言われましたが理解出来なかったです。そして打ってない私は反社とまで言われました。ね...」と、理解できないとして断ったという。
CEOセオさんはワクチンの接種そのものに反対しているわけではないとして、「コロナワクチンも両親は打ってもらってます」などとするも、接種については「誰かに強制されるものではない」とした。
CEOセオさんは、ホリエモン&CEOの活動に関して、「アーティストとして堀江さんの思いを伝えるため、歌詞も色々考え優秀なチームと一緒に作品を作ってきたのにこのような形で終わってしまい残念です」と後悔を滲ませるも、「僕は後悔も無くて、考えは変わらないのでもう仕方ないです」とした。
堀江さんのYouTubeチャンネルの楽曲動画が非公開となったことについては、納得できない部分があるとしている。
「既にNO TELEPHONEやセケンテーのMVはホリエモンチャンネルから勝手に削除したみたいです。これまでの視聴者や制作者のこと何も考えてませんね。。クリエイターを馬鹿にしてます。作品が可哀想」
堀江さんは一連の流れに触れ、ツイッターで「こうやってワクチン接種が拡がっていくのは良きこと」としている。