ACジャパン「寛容ラップ」CMなぜ誕生? 意外展開で話題沸騰...制作サイドが明かす舞台裏

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企画者の不安を拭い去る「呂布カルマ」の本格演技

   そこで抜擢された「強面のお兄さん」が呂布カルマさんだ。MCバトル大会「KING OF KINGS」で2018年・2020年に優勝するなどの実績を持つ人気ラッパーだ。

「お兄さん役には、呂布カルマさんが良いとの提案を受け、MVを拝見し、COOLで本格的なラップをしてくれる期待感があり依頼しました。企画担当者が気にしていたのは『CMのラップ的な表現はダサい』とか『ラップのパロディ』表現と思われてしまい共感されない事で肝心のメッセージが届かない、という不安でした。呂布さんはそれをまさに払拭し本格的に演じていただきました」

   おばあさん役にはタレントの小田原さちさん、店員役には蘭さんが採用された。

「お婆さん役の小田原さちさんは、ラップが上手いというより、演技が上手くて、リズム感がある人を重視してオーディションした結果です。実際、オーディションの場で初めてラップをした際には、とても上手で驚いたと担当者から聞いております。
店員役は、見た目のギャル感と共に無感情なセリフ回しができる方、でも仕事はきちんとする雰囲気を持つ方を探しつつ、実際に歌っていただくためオーディションでは歌唱力のある方を重視したと聞いています。その結果、蘭さんが採用になりました」

   登場人物のギャップはねらい通り、ツイッターで大好評だった。

「呂布カルマがACジャパンのCMでてるのびっくりだし笑った」
「おばあちゃんラップできてすごい」
「レジのギャルが歌い出して客全員が手振り出したとこで堪えきれずに吹いてもうた」

   さらにツイッターでは「CMの内容も最高なんだけど手話通訳の人がノリノリなのもすき」などと、手話通訳者にも大きな注目が集まっている。

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