ローソンとカプコンに聞くと...
ザンギエフの起用を見送ったのは、実際、どのような意図があるのか。あるいは同一キャラを対戦させることに意味があったのだろうか。
ローソンに制作意図を取材すると、広報は7月7日、「権利元様より提示されたキャラクターの起用、構図にてキャンペーンを実施しています」とJ-CASTニュースに答えた。
ネット上の反響については、「貴重なご意見として受け止め、今後の良いキャンペーン作りに活かしてまいります」と述べる。
回答をふまえて、カプコンにも同様の取材を行なった。するとライセンス部門担当者は8日、経緯を次のように説明した。
「特に意図や強い意向はなく、『ストリートファイター』シリーズの素材はすべて提供しており、当キャンペーンの趣旨に則して選定いただいております」
2社の回答には齟齬が生じたことになる。改めてローソン広報に事情を聞くと13日、同社がカプコンからザンギエフを含む全ての素材を受け取った事実はなく、起用するキャラや構図などの選定もしていないと明かした。
そのうえで、起用キャラや構図をローソンに提示したのは、広告代理店だと明かす。具体的な社名は、レッグス(東京都港区)だという。
企画をめぐっては、引用ツイートキャンペーンの中止が11日に発表されている。この理由についてローソン広報は、8日に銃殺された安倍晋三元首相の訃報に伴うものとし、「全てのTwitterリツイートキャンペーン・引用ツイートキャンペーンを中止しています」と説明した。