「今そんな気無いから」
しばらくして、相馬さんが待機する車に帰ってきたカルビさんは、インターホン越しに交わしたカルビさんと父との会話の録音を流した。「息子さんの相馬永吉くんの友達なんですけど、お父さんに会いたいということで、探偵さんに調査を依頼させていただいて、会っていただけないかということで、僕のほうでお伺いさせていただいたんですけど」と説明したところ、相馬さんの父は「今そんな気無いから」と即答する。
カルビさんが「今は息子さんに会うつもりはないですか?」と食い下がっても「うん、ないね」。「いきなり永吉くんが来られてもご迷惑かなと思ったので、一旦僕の方でお伺いさせていただいて」となおも交渉を試みるが、父は「だから断る」「うん、断る」とそっけない反応だった。会いたくない理由についても「それ言う必要ないし」。その後も「とりあえず断る」と拒絶し、「どうしても難しいですか?」という問いにも「うん、難しいです」と取り合わない。再び訪問することも「遠慮してもらえますか」と告げられていた。
会話を聞いた相馬さんは涙を流し「こればっかりは、しゃーないから」と複雑な表情を浮かべた。父に会いたい気持ちは変わらず、手紙などのアプローチは続けるという。ショッキングな展開に、カルビさんは「今は胸を張って会える状況じゃないのかもしれない」と相馬さんを励ました。
コメント欄には「泣いた...最後の相馬さんの切なげな笑顔が...」「会ってくれないって寂しいよね...」「お父さんにこの動画を見てほしいと思いました」「うわ~なんだか切ない なんて言葉をかけていいのかわかりません でもいつか必ず会えると信じて」など、温かいメッセージが多数寄せられている。