2022年7月22日放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で、ヒロイン・比嘉暢子(黒島結菜さん)と幼い頃からの友人の和彦(宮沢氷魚さん)の恋路が進展した。ツイッターでは、「こんな2人をどう祝福しろと?」「ちむどんどんしない」と冷めた声が広がっている。
※以下、ネタバレを含みます。
「僕はこの手を絶対に離したくない」
和彦と両想いだったものの、結婚や恋愛のために仕事をあきらめたくなかった暢子。沖縄のお盆「ウークイ」に帰省した際に、母の優子(仲間由紀恵)と亡き父・賢三(大森南朋)のなれそめを聞かされるなどして、仕事と恋の両方をつかもうと心境に変化が生じる。
一方、東京で新聞記者として働く和彦は、沖縄戦の遺骨や遺品を収集する嘉手刈源次(津嘉山正種さん)の取材のために沖縄を訪れていた。両親のなれそめを知り物思いにふけっていた暢子に、海辺で再会。嘉手刈さんの話を伝えた。
嘉手刈さんは戦時中、ガマ(洞窟)からガマへと逃げまわる中で両親を失った少女と行動を共にしていた。逃げ切ることができたら養子にならなないかとも話していたという。しかし激しい艦砲射撃に襲われ、必死に逃げるうちに、握っていた少女の手を放してしまった。嘉手刈さんは少女を救えなかった後悔を胸に、遺骨収集を続けていたのだった。
和彦は、嘉手刈さんの話を踏まえ「僕はこの手を絶対に離したくない」と暢子に迫る。暢子は「うちも幸せになりたい」と答え、こう述べた。
「和彦くん、うちと結婚してください」
和彦は「うん、結婚しよう」と受け止め、二人は明るく透明な海を背景にキスをした。交際0日での婚約だった。
この展開にツイッターでは「暢子と和彦がくっついても1ミリも嬉しくもない」などと冷めた声が広がっている。