プロ野球・巨人が2022年7月20日、菅野智之、岡本和真、中田翔、丸佳浩、大城卓三ら主力選手、元木大介ヘッドコーチ、阿部慎之助作戦兼ディフェンスチーフコーチら首脳陣、スタッフを含めて計38人が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。
ヤクルト、ソフトバンク、西武ら他球団でコロナの集団感染が確認された中、巨人も緊急事態に見舞われた。19日に陽性判定を受けた選手たちを含め、コロナ感染が判明したのは計57人。
球団は21日以降も陽性と判定されなかった選手、首脳陣を対象に連日PCR検査を実施することから、今後も感染者数が増える恐れがある。
主力離脱のヤクルトは6連敗
スポーツ紙記者はこう話す。
「体調を崩した人間だけでなく、全員が一斉にPCR検査を受けるので、無症状を含めて陽性判定が大量に出るのは不思議ではない。他球団を見てもコロナ感染で重症化した人間が出ていないのは救いですが、このような事態が続くと試合の開催中止が相次ぎ、夏場の連戦を消化できない。観客動員にも響くので各球団は頭が痛い問題ですね」
コロナ感染で主力選手が大量離脱することはチームにとって大きな痛手だ。
ヤクルトは今月9・10日の2日間で新型コロナウイルスの検査を実施した結果、山田哲人、中村悠平、塩見泰隆、青木宣親、長岡秀樹、内山壮真、高梨裕稔、清水昇、田口麗斗、大西広樹らが感染。ファームから多くの選手が急遽昇格したが、今季ワーストの6連敗を喫するなど苦しんだ。
オールスターは「中止を検討するべきだと思います」
セ・リーグはヤクルトが首位を独走しているが、混戦のパリーグではペナントレースの行方に大きな影響を及ぼす。
ソフトバンクは6月下旬に和田毅、藤井皓哉、嘉弥真新也、グラシアル、野村勇、甲斐拓也、アルフレド・デスパイネら首脳陣を含めて計10人がコロナ感染で戦線離脱。故障者が相次いだこともあり、苦しい戦いを強いられている。
球界関係者は「オールスターの開催は慎重に考えた方がいい」と警鐘を鳴らす。
「12球団の選手たちが同じ場所に集まり、感染のリスクがどうしても高まる。そこで感染してチームに合流した際、また感染が広がる恐れがある。全国的にも感染者数が急激に増えているので開催の中止を検討するべきだと思います」
球宴を楽しみにしている野球ファンが多いことも事実だが、開催は果たして――。(中町顕吾)
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) July 20, 2022
3試合連続安打は貴重な先制打?
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重信慎之介がスタメン起用に応えた??
?#プロ野球(2022/7/19)
??ヤクルト×巨人
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