国土交通省が主催するまちづくりをテーマにしたオンライン講座「令和4年度 都市を創生する公務員アーバニストスクール」に疑問や批判の声が寄せられている。
総勢25人の講師がすべて男性であることから、SNSに「男女の比率がおかしいのでは」とする意見が相次いだ。国交省は指摘を受け、「日程等の都合などから最終的にこのような女性講師がいない形となってしまいました」と公式ツイッターで釈明した。
「頂いたご意見を真摯に受け止め今後の取組に生かしてまいります」
講座は国交省都市局まちづくり推進部が主催。市区町村、都道府県、国等の行政機関の職員を対象に、まちづくりに関する官民連携の考え方や、公共空間の活用事例を学ぶ内容だという。
国交省の公式ツイッターが2022年7月19日、こうしたオンライン講座の概要を伝えると、講師の選定基準に疑問や批判の声が相次いだ。
発表資料で紹介された「民間実践者及び地方自治体職員、大学教員等の講師」の25人が、全員男性だったためだ。
「25人に1人も女性が入らないってどういうことだろう?」
「男性から見ても、いくらなんでも偏りすぎって感じます」
「男性ばかりですね。ジェンダーバランスという意識ないのでしょうか?」
指摘を受け、国交省は20日夕のツイートで、女性講師が1人もいないことについて以下のように釈明した。
「講師の皆様については、女性も含めて検討しておりましたが、 日程等の都合などから最終的にこのような女性講師がいない形となってしまいました。 今後予定している交流会等に女性講師をお願いすることも引続き検討しております。 頂いたご意見を真摯に受け止め今後の取組に生かしてまいります」