スシロー、17店舗で「半額生ビール」品切れ騒動 運営会社は反省「最善を尽くして営業する」

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   回転ずしチェーン「スシロー」が実施している生ビール半額キャンペーンをめぐり、全国17店舗で品切れが起きていたことが2022年7月20日、運営会社への取材で分かった。

   同社によれば、想定以上の売れ行きが原因で「最善を尽くして営業させていただく」としている。

  • スシロー公式サイトより
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  • 読者提供
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SNSで「品切れ」書き込み

   スシローは7月13日から28日の期間、税込528円の生ビールが何杯飲んでも半額になるキャンペーンを実施している。

   テレビCMや自社サイトで宣伝した効果もあってか、SNSではキャンペーンを利用した旨を報告する投稿が相次いだ。一方、品切れのために購入できなかったとする書き込みも散見された。

   運営するあきんどスシローの親会社「FOOD & LIFE COMPANIES」によれば、13日から18日の間、想定以上の注文で17店舗で品切れが起きた。客から苦情も寄せられたと明かす。

「コロナ禍前の夏の時期に同じキャンペーンを実施し、お客様にご迷惑をおかけしないようその時の倍以上の販売数量を計画していましたが、一日の販売数を上回ってしまう店舗がありました」(広報担当者)

   「ご来店いただいたお客様にご注文していただけない状態になっていたことは反省しています」と計画の甘さを口にし、各店の在庫確認を進めるなど「最善を尽くして営業させていただく」と改善に努めるとする。キャンペーンは予定通り28日まで実施するが、今後も品切れとなる可能性はあるという。

   スシローをめぐっては、消費者庁が6月9日、景品表示法違反(おとり広告)で再発防止を求める措置命令を出している。テレビCMや自社サイトで期間限定商品を宣伝していたものの、材料不足の懸念から販売していない店舗があったためだ。これらの媒体では早期完売となる可能性も周知していたが、おとり広告と判断された。

   あきんどスシローは7月8日、再発防止策として「コマーシャルなどにおけるキャンペーン商品は、期間全日で販売が継続できるよう計画販売をしております」とし、さらに「より精度の高い販売予測と、それに合わせた食材の調達の実施」などに努めると発表していた。

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