煩雑な通報フローも問題視
運営の見解に対し、ツイッターでは削除請求を行うための手続きが煩雑だという指摘も寄せられた。著作権の侵害を受けたユーザーは、削除請求を行うために、テラーノベルに対し請求書や印鑑登録証明書、本人確認資料などの書類を用意し、切手を貼付した返信用封筒を送付する必要がある。
この指摘に対し運営は「書類の準備等お手間をおかけしてしまう点を課題認識しておりまして、現在、より簡便な方法で対応が可能となるように弁護士先生とフローを検討しております」とリプライを送った。
翌18日には、公式サイト上に「テラーノベルの運営体制に関するご説明」を掲載し、改めて謝罪した。
「これまでも、創作活動の場、そしてクリエイターのみなさまを守るため、ユーザから通報いただいた作品に関して、事実関係が確認できたものについては削除対応を行っており、弊社として判断が難しいものにつきましてもプロバイダー責任制限法に基づき対応を行ってまいりました。
しかしながら、この度ユーザのみなさまからご指摘いただいたように、ガイドラインに違反している作品への対応が遅い、権利侵害の通報に関するフローが煩雑である点等、弊社の運営体制に起因してクリエイターのみなさまにご不安な思いをおかけしてしまっておりました。この点に関し、弊社としても深く反省するとともにお詫び申し上げます」
今後は、監視人員の増強やサイトパトロールの強化、権利侵害通報フローの簡素化、ウェブでの通報機能追加などを行うとした。