年に2000件の質問が寄せられる
この図書館では、年に約2千件の質問が寄せられるといい、「(質問が)多い時にはレファレンス担当が総動員で調査しても人手が足りないことがあります」。一方で、投稿が大きな反響を呼んだことを受けて、「まだまだ全国的にレファレンスサービスの認知度というものは低いのだということを感じました」とも話した。
投稿者の事務員Gさんも、図書館は暇潰しで稀に訪れる程度で「司書さんに何かをお願いする事はないなと思っていました」と、6日の取材に答えていた。大抵の調べ物はインターネット検索で済ませるといい、
「いわゆるサーチ力にはある程度の自信がありましたので『意外とネットには載ってない事だらけなんだな』と思いましたね」
「司書さんが現地の別の図書館の司書さんに連絡してくださった事のように、司書さん同士のネットワークにも大変助けられたものだと思います」
などと図書館の機能に感心していた。今後の調べ物については自己解決を心掛けるとしながら、
「どうしても分からないときなどは『知のプロ』である司書さんのお力添えを頂くことで、効率よく資料に行き着く事ができると思います。そういう場合はぜひまた利用させていただきたいと思いました」
と話した。