「問題集や宿題の答え、法律・人生・医療に関する相談など回答できないものも」
発端となった投稿は、1万4000件以上のリツイートや6万件超の「いいね!」を集め、「すごいなー図書館司書ってそんなお手伝いもしてくださるの」「おそらくGoogleもたどり着けない境地 プロや...」「司書さんナイスプレイ!」といった声が寄せられている。
事務員Gさんは5日のツイートで、調査には3人の司書が関わっていたと明かし、「『ぜひ皆様もお気軽にご利用下さいね』との伝言をことづかりました」としている。
J-CASTニュースでは、7月8日、この調査を行った区立図書館のレファレンス担当者に話を聞くことができた。この担当者によると、ツイートやnodeで紹介された事例は、図書館の基本的なサービスにあたる「レファレンスサービス」に当たる。レファレンスサービスは「情報を求めている方に、調べている事柄の事実関係が分かる資料を提示したり、文献探しのお手伝いをしながら課題解決を支援する」ものだと説明した。
この図書館では「資料をお探しされている様子の方や、なにか質問をされたいといった様子の方にはできる限りお声掛けをするようにしています」。基本的に複数人で調査にあたるという。
質問は電話やファクス、手紙、公式サイトからも可能だが、「問題集や宿題の答え、法律・人生・医療に関する相談など回答できないものもあります」。図書館の公式サイトに詳しい案内が載っている。
今回のレファレンスに関しては、「ご紹介できる資料がなかったため、参考になりそうな資料を所蔵している他の自治体の図書館に問い合わせを行っただけ」とし、「反響の大きさに戸惑っています」と驚いた様子だ。