今後は、「商品カテゴリー別に複数の受付開始日を設定」などを検討
具体的には、BRUNOブランドから出ているトースターやホットプレートなどのキッチン家電や、洗顔フォームなどが人気のある「どろあわわ」の美容商品だ。
商品のポイント数については、1ポイント=1円を目安に、市販価格や送料を考慮して設定し、BRUNOのトースターなら1万7000円相当になる。例えば、400株を持つ場合は、1万円分のポイントが付与され、優待利回りは17.1%となって、お得感が出るようだ。
さらに、今回は、21年の16商品に比べ、9倍となる144商品と大幅に拡充したことも、アクセス殺到を招いたという。
広報部によると、オープンから約2時間サイトに接続しにくくなり、正午ごろには、混雑は解消し、通常通り申し込みできるようになった。ただ、サーバーはダウンしておらず、申し込みの受付は進んでいたとした。
4年前にも、同様に接続しにくくなったことがあったが、サーバーの増強を進めた結果、1~3年前はこうした現象はなかったと説明した。
なお、希望の商品を申し込めなかった株主の要望に応え、一部の商品については、15日夕をメドに再入荷を行う予定で、詳細はサイトで発表したいとした。今後の対策については、次のように考えていることを明らかにした。
「弊社といたしましては、これまでサーバの増強を中心に株主優待サイトの性能強化に努めてまいりましたが、今回の想定を上回るアクセス集中により株主様へのご不便をおかけしたことを重く受け止め、『システム設計の全面的な見直しによるアクセス集中時の負荷分散』『商品カテゴリー別に複数の受付開始日を設定し、特定日のアクセス集中の回避』などの抜本的な再発防止策を講じてまいります」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)