井岡一翔のボクシングは「目指すべきお手本に」 金平氏見解「派手さはないが崩すのは難しい」

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「地上波の火は消えないでほしい」

「井上選手と比べると派手さはないが、井岡選手を崩すのはなかなか難しい。ボクシングはいかに打たせずに打つか。井岡選手は的確な場面でパンチを打つ。今回はそれを12ラウンド繰り返した。まさに教科書通り、理想的なボクシングでした」

   さらに「普通のボクサーに井上選手の真似はなかなかできないが、井岡選手のボクシングは目指すべき理想の形としてお手本になりやすい。例えばボクシングというのはこういう風に構えて打ち終わったらこういう風に動くのだと。強いパンチを振り回すのではなく、きちんと急所に当てていけばダメージが溜まっていくのだと」と続けた。

   また、金平氏は今回の世界戦がテレビの地上波で放送されたことに大きな意義があると主張した。井岡VSニエテス戦はTBSが21時から生中継し、インターネットではボクシングファンから喜びの声が上がった。

「時代の流れもありますが、最近はなかなか地上波の全国区でテレビ放送がなく、井岡選手がもし負けてしまったら地上波撤退の流れになったかもしれない。その意味でも井岡選手がいい試合で勝ったのは意義がある。これで次に繋がった。井岡選手は地上波放送の最後の砦だと思っています。日本のボクシング界はテレビと共に育ってきましたので地上波の火は消えないでほしい」

   スポーツ紙などの報道によると、井岡は14日に行った一夜明け会見で改めて今後の目標に世界王座統一を口にした。

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