V5達成・井岡一翔に元WBA王者が「挑戦状」 試合直後SNSで次期挑戦者に名乗り

   プロボクシングの元WBA世界スーパーフライ級王者アンドリュー・モロニー(オーストラリア、31)が2022年7月13日にツイッターを更新し、WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(志成、33)に対戦を呼びかけた。

   井岡は13日に東京・大田区総合体育館で行われたWBO世界スーパーフライ級タイトル戦で同級1位ドニー・ニエテス(フィリピン、40)を3-0の判定で下し5度目の防衛に成功。モロニーは試合後にツイッターを更新し、次期挑戦者に名乗りを上げた。

  • ニエテスに右を打ち込む井岡(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    ニエテスに右を打ち込む井岡(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • ニエテスに右を打ち込む井岡(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「大みそかに統一チャンピオンになっている姿を皆さんに」

   モロニーは21年大みそかに井岡が4度目の防衛を果たした際、ツイッターに自身と井岡の画像を添付し、「井岡一翔おめでとうございます。オーストラリアと日本には素晴らしいボクシングの歴史があります。 2022年に次の章を書きましょう」とのコメントを投稿。

   今回はこの投稿を引用リツイートして井岡の勝利を祝福するとともに、改めて対戦実現に向けて猛アピールした。

   一方の井岡は試合直後のリング上で「一度、去年の大みそかにコロナの影響で統一戦が流れてしまったんですけど、年末にまたもう一度(統一戦を)組んでもらえるように陣営に動いてもらって大みそかに統一チャンピオンになっている姿を皆さんにお見せしたい」と対抗王者との王座統一戦を熱望した。

   モロニーは19年11月にWBA世界スーパーフライ級暫定王座決定戦に勝利し王座を獲得し、その後正規王者に昇格した。20年6月の初防衛戦でジョシュア・フランコ(米国)に0-3の判定で敗れ王座陥落。現在、WBOスーパーフライ級6位にランクされ、戦績は24勝(16KO)2敗1ノ―コンテスト。

   また、モロニーの双子の兄ジェイソン・モロニーもプロボクサーで、20年10月にWBA、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋、29)に挑戦し7回KO負けを喫した。ジェイソンは現在、WBCとWBOの2団体でバンタム級1位にランクされており世界タイトル戦を視界に捉えている。

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