プロ野球横浜ベイスターズ、日ハムの元選手で野球解説者の高木豊氏(63)が2022年7月12日にユーチューブを更新し、今季の巨人のトレードを独自予想した。
「今シーズン2組目となるトレードはこの選手!!」などのタイトルで公開され、トレードの可能性がある球団と選手をピックアップした。
「渡邉をセカンドにはめて吉川をショートに」
冒頭で中日とオリックスの間で石岡諒太内野手(30)と後藤駿太外野手(28)のトレードが成立したことに触れ、話題が巨人のトレードに移った。高木氏は「坂本を活かすために巨人としたらトレードの頭もなくてはいけない」とし、「じゃあこういう選手を取ってくればいいんじゃないのというのを発表します」と続けた。
高木氏は10日に更新したユーチューブで坂本勇人内野手(33)のコンバートに言及しており、「来年から本格的に考えた方がいいね」との見解を示した。
坂本のコンバートを前提として巨人に必要な選手として名前を挙げたのが日ハムの渡邉諒内野手(27)だ。渡邉は東海大甲府高から13年にドラフト1位指名で日ハムに入団。今季は12日時点で1軍の出場は14試合にとどまり、打率.237、2打点を記録し本塁打は出ていない。
高木氏は「この選手をセカンドにはめて吉川をショート。そうしたらファーストに坂本でもいいし外野の練習もさせて外野も出来るようにしとけばいい」との構想を示し、「(渡邉は)やっぱり打てる。ある程度。ケガがあって今シーズンはあまり出ていないけどもビッグボスに話をしたら多分やってくれるんじゃないかなという気がする」と期待した。
また、高木氏は日ハムの現戦力を分析し、「(日ハムは)左ピッチャーがほしいと思う。それとセットアッパー、クローザーに少し悩んでいる。ビッグボスが」と指摘し、巨人からの交換要員として今村信貴投手(28)を挙げた。そして次のように続けた。
「楽天はやっぱり右バッターが欲しい」
「(日ハムは)中継ぎ陣がちょっと手薄なので。打つ打たないというのは成長度。清宮も成長している。万波がいる今川がいる。これからのスター候補生がたくさんいる。だから打つのはとりあえずいらないとしてもピッチャーだよね整備しないといけないのは。だから日ハムもピッチャーだったら代えていいよと言う可能性もある」
さらに「(渡邉は)ドラフト1位で取ってるんだよね日ハムが。だから出すか出さないか分からないけども話によってはビッグボスの男気。そういうことを考えると可能性は十分あるよね。ビッグボスは先発はある程度出来たと。中継ぎの中でも8回、9回を任せられるピッチャーが誰なんだということなんだよね」と語った。
高木氏は巨人の投手陣も言及し、中継ぎ候補として楽天の藤平尚真投手(23)の名を挙げた。藤平は横浜高校から16年のドラフトで楽天から1位指名を受けて入団。昨季は1軍での登板はなく今季はここまで3試合に登板して防御率3.00をマークしている。
高木氏は「(藤平は)素材はあるけどなかなか開花しない。楽天の投手陣の中に入るのは厳しくても今の巨人の中継ぎに入るんだったら入れる可能性がある」と評価し、交換要員として石川慎吾外野手(29)を挙げた。
高木氏は「藤平をくれるのなら(石川を)出した方がいいと思う。楽天はやっぱり右バッターが欲しい。思い切りのいいバッターが欲しいよね。石川慎吾は思い切りいいし外野が出来る。(楽天の)外野手は全員左。そうしたら石川慎吾がいい」との見解を示した。
なお、今季のトレード期限は7月31日までとなっている。