阪神ロドリゲス獲得も「どのポジションで起用するんですかね」 一塁は「大山悠輔の方が遥かに上」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   逆転優勝を狙う阪神の補強戦略に疑問の声が上がっている。

   獲得したのは米パドレス3Aのアデルリン・ロドリゲス。マイナー通算215本塁打の長距離砲だ。日本でプレー経験があり、20年にオリックスで59試合出場し、打率.218、6本塁打、25打点。不本意な成績に終わり1年限りで退団した。

  • アデルリン・ロドリゲス(写真:AP/アフロ)
    アデルリン・ロドリゲス(写真:AP/アフロ)
  • アデルリン・ロドリゲス(写真:AP/アフロ)

「本職が一塁ですが正直うまくない」

   スポーツ紙記者は「日本の投手の特徴をつかんでいるのはアドバンテージだが、指名打者のないセ・リーグでどこを守らせるのか。ロドリゲスは本職が一塁ですが正直うまくない。大山悠輔の方が遥かに上です。マルテも一塁でいますし、どのポジションで起用するんですかね...」と表情を曇らせる。

   オリックス時代は指名打者で15試合、一塁で37試合スタメン出場している。一塁は途中出場を含めて38試合出場で8失策。打球処理に不安があり、ハンドリングも良いとは言えない。外野を含めて他のポジションは守っていないため、起用法は一塁の一択になるだろう。

   ただ、阪神は野手の助っ人外国人が機能していないという実情がある。来日4年目のマルテは主軸として期待されたが度重なる故障もあり、18試合出場で打率.197、1本塁打、3打点。来日2年目のロハス・ジュニアも48試合出場で打率.207、3本塁打、10打点と物足りない。阪神打線の並びを見ると、下位が迫力に欠ける。1番・中野拓夢、2番・島田海吏、3番・近本光司と機動力が使える3人で塁をかき回し、4番・佐藤輝明、5番・大山悠輔とポイントゲッターが控える。6番で長打力と勝負強さを兼ね備えた助っ人外国人が固定できれば、得点力は一気に上がるだろう。

   ロドリゲスは今月12日、兵庫県西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。阪神の公式ウェブサイトによると、「もちろんバッティングは大切だと思っていますけど、守備も全力でやることが大切だと思っていますし、また何か自分の仲間が困っていたり、アドバイスが必要だったら、そういうところで力になることもチームへの貢献になると思うので、そういうところも含めて助けになりたいと思います」とフォアザチームを誓った上で、「どこのチームにいても目の前の1勝を目指してやってきたので、それは変わらずに突き進みたいと思っていますし、まず1個ずつだと思うので、クライマックスにしっかりと進出して、優勝を勝ち取りたいと思います」と語ったという。

   ロドリゲスは阪神の救世主になれるか。(中町顕吾)

姉妹サイト