日本共産党横浜市議団は2022年7月12日、「市庁舎への安倍晋三元首相を追悼する記帳所設置と市職員配置は直ちに中止を」とする団長声明を発表した。
「設置理由はあいまいであり、万人が納得できるものではありません」
発表によると、日本共産党横浜市議団は声明を担当局に手渡した。荒木由美子団長の名義で出された声明文は以下の通り。
「元首相が銃撃でご逝去されたことに心より哀悼の意を表します。テロ・暴力は絶対に許せません。
横浜市は、11日、市庁舎1階ロビーに安倍晋三元首相を追悼する記帳所を、職員を配置し設置しました。設置理由は、『安倍晋三元氏のご逝去に伴い、市民の皆様の弔意をお受けするため』とし、7月18日まで設けます。また、弔意を表す半旗を掲げています。
報道をうけて、市民から『評価の分かれる政治家への追悼に公の市がかかわるのはおかしい』などと抗議の声が寄せられています。
横浜市の対応は、神奈川県に倣ったと説明していますが、設置理由はあいまいであり、万人が納得できるものではありません。公平公正であるべき地方自治体のあり方に反するものと言わざるを得ません。中止を求めます」
日本共産党横浜市議団は公式ツイッターでもこの声明をシェア。ツイートに対し自民党の三原じゅん子参議院議員は「設置理由があいまいと言うなら、その抗議理由こそあいまいだ!何より市民の民意を大切にすべき」、漫画家の須賀原洋行さんは「追悼したい市民のための記帳所設置と職員配置に何の問題があるのかな」とコメントしている。
市庁舎への安倍晋三元首相を追悼する記帳所設置と市職員配置は直ちに中止を 。本日団長声明を発表しました。市の対応は県に倣ったと説明していますが、設置理由はあいまいであり、公平公正であるべき自治体のあり方に反すると言わざるを得ません。
— 日本共産党横浜市議団 (@jcpyokohama) July 12, 2022
声明↓https://t.co/M674djoPsv pic.twitter.com/lesycVPfFy