ニエテスには「明確な勝利必要」地元メディア分析 本人は自信たっぷり、井岡戦後のビジョンも披露

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   プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級タイトル戦が2022年7月13日に東京・大田区総合体育館で行われる。王者・井岡一翔(志成、33)に元同級王者で同級1位ドニー・ニエテス(フィリピン、40)が挑戦する。

  • 王座防衛に意気込む井岡とニエテス(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
    王座防衛に意気込む井岡とニエテス(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)
  • 王座防衛に意気込む井岡とニエテス(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)

初戦は2-1僅差判定でニエテス勝利

   両者の対戦は今回が2度目となる。初戦はWBO世界スーパーフライ級王座決定戦として18年大みそかにマカオで行われ、ニエテスが2-1の僅差判定で勝利し王座を獲得。ニエテスは世界4階級制覇を達成した。

   再戦となる今回は、井岡が王者としてニエテスの挑戦を受ける立場で、井岡のホームである日本で開催される。ニエテスの地元フィリピンでもこの一戦は注目を集めており、地元メディア「ABS-CBN News」(WEB版)は12日に特集記事を公開した。

   記事ではボクシングアナリストのニッシ・イカシアーノ氏が、ニエテスが敵地で勝利するためには「明確な勝利を収めること」が必要だと主張。そのためには各ラウンドを明確に取らなければならないと指摘した。

   前回マカオで行われた王座決定戦は序盤から接戦となり採点は2-1で割れた。ニエテス勝利を支持したジャッジのひとりは8ポイント差を付け、もうひとりは4ポイント差を付けた。残るジャッジは4ポイント差で井岡の勝利を支持。中立地においてもジャッジの採点に大きな開きが見られた。

ニエテス「初戦同様の戦略で行く」

   地元メディアが警戒を深める一方でニエテス本人は王座返り咲きに自信を見せている。ニエテスをプロモートする「プロベラム」は13日に公式サイトでニエテスのインタビュー記事を公開し、井岡戦に向けての意気込みを掲載した。

   ニエテスはタイトル戦が井岡のホームで行われることに触れ、この一戦で勝利すれば自身のキャリアで最大の勝利となると主張。戦略に関しては井岡のボクシングスタイルが初戦と変わっていないので、初戦と同様の戦略で行くと明かした。

   また、井岡戦以降のビジョンにも言及。WBO王座を獲得し対抗団体王者との王座統一戦を行う青写真を披露。そして45歳まで現役を続けることが可能であると主張した。

   12日に行われた前日計量でニエテスはリミットを200グラム下回る51.9キロで一発パス。一方の井岡は最初の計量で40グラムオーバーしたものの、約5分後にリミットいっぱいの52.1キロでパスした。

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