清宮幸太郎は「やっとスタートラインに」球団OB見解 今後の課題はハッキリ「数字として出ている」

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   プロ野球日ハムの元選手で野球解説者の森本稀哲氏(41)が2022年7月11日放送のラジオ番組「ひちょりのWA!!」(STVラジオ)に出演し、日ハム清宮幸太郎内野手(23)に言及した。

  • 清宮幸太郎選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    清宮幸太郎選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 清宮幸太郎選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「構えが開幕当初から全然違ってきている」

   清宮は今季73試合に出場し打率.245、11本塁打、23打点。プロ5年目で自身初の2ケタ本塁打をマークし、出塁率と長打率を合わせたOPSは.842となっている。

   9日のソフトバンク戦では武田翔太投手(29)が投じた151キロのストレートを完ぺきにとらえてライトスタンドに運んだ。スポーツ紙などの報道によると、新庄剛志監督(50)は試合後、「いやーびっくりした。今まで見た日本人のホームランで一番じゃないかな」などと絶賛したという。

   開幕当初から清宮の打撃を見ている森本氏は「良くなってきてますよね。構えが開幕当初から全然違ってきてますし良くなってます。フォームの色々細かいところは伝えづらい部分ではありますけども」と評価し、「やっとスタートラインという感じじゃないですか」との見解を示した。

   また、吉川のりおアナウンサーから「ソロホームランばかり。これは気にしなくていいんですか?」との質問には次のように持論を展開した。

「ランナーがスコアリングポジションにいると甘い所には投げてくれないというのはあると思う。そこら辺のアプローチはまだまだだと思う。ランナーがいない時の方が自分の中でイメージがいいと思う。僕が別物だと思っているのは、ランナーがいない時とランナーが3塁の時は攻め方とマインドを変えていかないといけないと思っている。その辺もちょっとずつ覚えていくと思う」

「ランナーがいる所で返していかなくてはいけないバッター」

   さらに「もっともっとランナーがいる所で返していかなくてはいけないバッター」とし、得点圏打率の低さを指摘。11日時点での得点圏打率は.183と低く、チャンスの場面で力を十分に発揮できないでいる。

   森本氏は「ここじゃないですか。数字として出ているので。相手としては清宮選手がチャンスの時にどんな振り方をするみたいなものが多分分かってるでしょうね。甘いボールを仕留めるのは出来ている。フォアボールも結構取れている。あとはチャンスの時のアプローチ。これは引き出しとして自分でどんどん持っていくしかない」と語った。

   そして現在パ・リーグの首位打者で得点圏打率.481を誇る同僚・松本剛外野手(28)からアドバイスを受けることを勧めた。

   スポーツ紙などの報道によると、新庄監督は球宴明けの29日楽天戦から打順と守備位置を固定することを明言した。リーグ最下位に沈む中、後半戦に勝負をかけるビッグボス。清宮をはじめとする選手らのレギュラー争いに注目が集まる。

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