「『じゃあ、ああしましょう、こうしましょう』と政策をぶれさせるのではなくて」
泉氏は、他党との協力を理由に政策を曲げるべきではないとも主張。野党間で「共通政策」を掲げる際のハードルになる可能性もある。文化放送の番組では、次のように述べた。
「われわれ立憲民主党からすれば、いわゆる右の野党、左の野党がいる中で、ある意味ど真ん中の場所にはいる。そういう中で、私たちも、また私たちで考える立憲民主党の政策の軸があるので、私たちから右に行ったり左に行ったりという、その都度、何か政策を変えるということは、私は望ましくないと思っている」
ニコニコ生放送でも、
「立憲民主党自身がどこかの党に『じゃあ、ああしましょう、こうしましょう』と政策をぶれさせるのではなくて、立憲民主党自身がまず、もう1回立ち位置を明確にする」
などと話した。
テレビ出演終了後の記者会見でも、
「右の野党、左の野党、それぞれが野党の中で対決姿勢を見せるという中で、なかなかひとつにまとまる姿というものを構築できない環境が続いていた」
などと指摘。それでも立憲としては3月に他党に対して候補者調整の呼びかけをしたことを挙げて、
「限定的とはいえ各野党の皆様には協力をしていただき、また、温かいご支援をいただきました。そういったことができた地域において大変感謝をしたいと思う。一方で、その構造でも、なお勝ちきれないという環境があったということも重く受け止めて、今後を考えていきたい」
と話した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)