世界平和統一正殿日本本部、安倍氏銃撃事件で声明 「容疑者と接点も関係も一切ありません」

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   安倍晋三元首相が銃撃された死亡した事件を受け、世界平和統一聖殿日本本部(日本サンクチュアリ協会)が2022年7月9日、公式サイトに声明文を発表した。

  • 日本サンクチュアリ協会公式サイトより
    日本サンクチュアリ協会公式サイトより
  • 日本サンクチュアリ協会公式サイトより

「山上徹也容疑者と接点も関係も一切ありません」

   事件をめぐっては、逮捕された山上徹也容疑者が供述で「特定の宗教団体」の名を挙げたと報じられている。

   日本サンクチュアリ協会は今回の声明で、事件と同団体を関連づけるような報道があるなどと指摘。「当協会の協会長たちに多数のマスコミが質問をして参りましたし、甚だ迷惑な報道も拡散されていますので、ここに声明文を送ります」と説明し、

「日本サンクチュアリ協会は、山上徹也容疑者と接点も関係も一切ありません。また、同容疑者は過去にも当協会集会等への参加記録も一切ございません」

と関連を否定した。

発表全文

   総会長の名義で発表された声明の全文は以下の通り。

   まず、最初に安倍晋三元首相の御逝去に接し、心からの哀悼を捧げます。

   さて、7月8日午前11時30分頃、奈良市近鉄大和西大寺駅頭で突如起った安倍元首相狙撃犯人が現行犯逮捕され、その後、マスコミの報道を通して山上容疑者の犯行動機などが発表されております。

   それによると、山上徹也容疑者は、「自分の母親が世界平和統一家庭連合(以下、「家庭連合」とする)で、安倍晋三が家庭連合と親しいと知って狙った」と供述し、その分派に所属していたとの報道により、当協会の教会長たちに多数のマスコミが質問をして参りましたし、甚だ迷惑な報道も拡散されていますので、ここに声明文を送ります。

   (1)日本サンクチュアリ協会は、山上徹也容疑者と接点も関係も一切ありません。また、同容疑者は過去にも当協会集会等への参加記録等も一切ございません。

   さらに、山上容疑者の世界平和統一家庭連合の分派への所属を当サンクチュアリ協会と決めつけていますが、一切根拠のある情報ではなく、マスコミやその他の推測記事や悪意ある印象操作によるものと断じ撤回を求めます。

   (2)また、山上容疑者の母親が宗教団体に献金を捧げて来たとの報道ですが、当日本サンクチュアリ協会では、一円たりとも献金をいただいた事実はありません。

   (3)安倍元首相との当協会の関係ですが、そもそも、私どもは自由と正義、平和を愛する日本国民として、安倍晋三元首相を尊敬し、多くの政策を支持し、応援をして参りましたのは事実ですが、2015年3月1日設立の歴史の浅い当協会が、安倍元首相から祝電をいただくとか、集会に来ていただくとか何かをして頂いたという事実は一切ございません。

   山上容疑者の安倍元首相狙撃事件は、ショックであり、ただただ御冥福を祈るのみです。

   (4)また、当協会の銃に対する考え方に対しても、マスコミは先入観をもって、多くの誤解を招く論議を拡大しておりますが、アメリカに本部を置く当協会においては、そのアメリカ合衆国憲法修正2条に認められた自由と安全を守るために銃を保持することは重大な権利となっていることを知っております。当協会は日本国憲法の下で法を遵守し、違法行為を行っているということは、一切ありません。

   銃による山上容疑者の犯罪と当サンクチュアリ協会を結びつける悪なる意図をもった一切の行為に関して謝罪を求め、撤回を願います。

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