不測の事態が「レア体験」や「教訓」を生むことも
社会的な障害が発生した時、影響を受けた当事者の体験談も注目されやすいポイントです。
今回のKDDIシステム障害でスマホが使えなくなった結果、公衆電話を活用したという報告が相次ぎました。中でも、公衆電話の使い方が分からない人に助言した、という体験談が注目されました。
投稿したTwitterユーザーは、公衆電話の受話器を持ち上げずにお金を入れてしまい、お金が戻ってきて苛立っている人を複数見たそうです。このTwitterユーザーは、計4人に受話器を持ち上げてからお金を入れて使うと教えてあげたとか。
<通信障害で公衆電話を使おうとした人が使い方が分からずキレてるところに遭遇した - Togetter>
不測の事態でふだん使わないツールを使ったり、いつもと違うサービスを受けたりすることを「レア体験」と受け取るTwitterユーザーも少なくなく、これまでもさまざまな体験談が拡散されてきました。
例えば2016年3月に発生したANAでのシステム障害では、日付などを手書きした搭乗券が使用されました。「すごく懐かしいモギリチケット!」「これはこれで味があっていい」と、今では見られなくなった搭乗券に懐かしさを感じる人も。
<ANAのシステム障害で搭乗手続きが昭和レトロなアナログ対応に!「懐かしい!」「即アナログに切り替えられるとか有能」 - Togetter>
これらの珍しい体験談は、多くの人の興味を引くだけでなく、アクシデントが発生した時のための教訓を伝える性質も持っていそうです。