より「涼しさ」を求めるのならば
協会によれば、熱中症対策の観点からは、日差しを遮る「遮光機能加工」が施された製品だけでなく、熱を遮る機能を持たせた「遮熱効果」のある傘も注目を集めているという。
「日傘の効果としては、『日傘無し』<『日傘をさす』<『遮光機能のある日傘をさす』<『遮熱・遮光機能のある日傘をさす』のようになります」
色の性質は反映されるものの、遮光や遮熱の加工された傘は生地の色によって機能の効果に差はないとしている。協会は、一定の水準を満たす会員の製品に「遮熱・遮光マーク」を表示している。
ただし協会は、「機能だけにとらわれず、服装や利用機会(TPO)に合わせたファッションアイテムのひとつとして傘を選ぶのがよいと思います」と述べる。
日傘を選ぶときは、骨の数や梁の形、服装にあわせた生地の素材、大きさなどを見てみると良いという。昨今は軽さや大きさ、丈夫さを求める人が多いほか、レースや刺しゅうなど日傘ならではのデザインも人気を博しているとのことだ。